KSBゲームスは11月19日、『ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―』を12月14日にリリースすると告知した。あわせてPLiCyにて、冒頭30分ほどが遊べる体験版がブラウザ向けに公開中となっている。
『ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―』は、KSBゲームスが『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』の次回作として制作した、RPG作品である。
前作『ネタバレが激しすぎるRPG―最後の敵の正体は勇者の父―』は、2023年にPC向けのフリーゲームとして公開された、なにもかもがネタバレな笑いと感動の王道RPGである。同作の世界では、国民が次々に失踪する事件が起こっていた。国王クロマークは事態を解決するべく、勇者ハロルド・ケンジャノッチに対して事件の黒幕を倒すように命令する。勇者は、魔道士マーシャ・ウラギールや剣士テレーゼ・マトハズレイ、僧侶ルキウス・スグシヌヨンといった仲間と共に旅へ出発。魔王ユウ・シャノチーチなどとも戦うことになる。
同作では上記のあらすじのように、直球なネーミングのキャラクターが複数登場する。同作ではそういった形で先の展開を一部ネタバレしながら、物語が進行。思わずツッコんでしまうネタバレと予定調和で笑いを誘いつつ、コミカルな要素とギャップのある王道のしっかりしたストーリーで、ゲーム実況などを含めて注目を集めてきた。2024年2月に実施された次回作へ向けたクラウドファンディングでは、630人の支援者から243万円以上の資金を獲得。キャンペーンページによると、2月時点でプレイ数は8万超、実況配信の視聴数は1000万回以上に及ぶという。また同作は、スマートフォン向けの移植版が存在。制作者自身による小説版は、書籍化予定とされている。
本作『ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―』では、前作とコンセプトは変わらず、新たな登場人物たちがネタバレの激しい物語を繰り広げるようだ。本作の舞台となる国では、安全とされるクソアブネイの森へ悪魔が出現するなど、悪魔による危機が迫っていた。市長によると、魔王は人間の姿に化けられるとのこと。国王は、怪しい名前の大臣や市長、隊長を前に自身の暗殺を恐れていた。
体験版冒頭においては、記憶喪失の人物ウラ・ギラレルーの視点で、シン・ユウニナルーなど相変わらずネタバレを含んだ名前のキャラクターが複数登場。果たして、大魔王が化けているのは誰なのか。ネタバレの激しいコミカルなストーリーが、ターン制のバトル等とともに繰り広げられる。
KSBゲームスの4月時点のポストによると、本作はプレイ時間7時間から8時間ほどとされていた。9月には想定よりボリュームアップしたとの報告もあり、もう少し長いストーリーが待っているかもしれない。一部登場人物には、キャラクターボイスが用意されている点も特徴だろう。なお同作は、みぬひのめ氏によるKSBゲームスが手がけている。過去作としては、『虚無すぎるRPG』『無駄が多すぎるRPG』『弱すぎるRPG』など、コミカルな作品を多数フリーゲームとして公開中だ。
『ネタバレが激しすぎるRPG2―親友の真の姿は大魔王―』は、12月14日にリリース予定だ。クラウドファンディング時の情報によると、プレイ料金は無料から980円程度。また本作では冒頭30分ほどが遊べる体験版が、PLiCyにてブラウザ向けに公開中だ。