ひとりだけの世界で、日常を維持するゲーム『Alone A Long』Steamにてお披露目。淡々と日々を繰り返し、文明の痕跡を残す

このへの部屋(konohenoheya)は10月11日、『Alone A Long』のSteamストアページを公開した。ひとりだけになった世界で日常を繰り返していく、文明を維持するストラテジーゲームである。

サークルこのへの部屋(konohenoheya)は10月11日、『Alone A Long』のSteamストアページを公開した。ストアページには動画やスクリーンショットが掲載されている。また開発者このへ氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、本作は11月のリリースを目指して開発が進められているそうだ。

『Alone A Long』は、ひとりだけになった世界で日常を繰り返していく、文明を維持するストラテジーゲームである。本作の舞台は、主人公がひとりだけになってしまった世界だ。スクリーンショットなどに映されている一軒家は、主人公以外は誰もいないのだろう。主人公はそんな誰もいない世界で、淡々と楽しげに日常を繰り返す。失われていく文明の残滓を維持する、終わりゆく日々が繰り広げられる。

主人公はいつか動けなくなる日まで、文明を維持しようとする。本作ではプレイヤーが次の行動を選択すると、キャラクターはひたすら行動を繰り返すという。詳細は不明ながら、スクリーンショットでは食事/ゴミ捨て/水やり/自販機/墓参りといった項目が登場している。

また本作では時間が経過すると、モノが風化を始める。行動を繰り返している間は、モノは残り続けるという。本作では、キャラクターに行動を繰り返させ、風化を抑えてモノを残すことで、いつか動けなくなる瞬間まで日常を維持するのだろう。ひとりだけになった世界は、シンプルなUIや3Dグラフィックで表現。想定プレイ時間は、1時間以内とされている。


本作は、個人ゲーム制作者のこのへ氏によるサークルこのへの部屋が手がけている。過去作としてはiOS向けのスローライフADV『ぷせときみ』や、大部分が海に沈んだ世界で釣りをする『古ものや』などをリリースしてきた。本作『Alone A Long』については、同氏のX(旧Twitter)アカウント上での進捗公開や、「東京ゲームダンジョン5」への出展などを経て開発が進められてきた。

また同氏のポストによると、本作は11月のリリースを目指して制作中。同氏の作品としては、引きこもりの主人公が行動ボタンで振り回されるADV『夕日まで』も開発中となっている。


『Alone A Long』はSteamのストアページが公開中。同作は、11月リリースを目指して開発中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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