マルチ対応・酒場経営ライフシム『Ale & Tale Tavern』大型アプデで「宿屋も営業できる」ように。仕事の幅さらに広がる、ファンタジー世界労働ゲーム

GrabTheGamesとUpgradePointは日本時間3月11日、『Ale & Tale Tavern』の大型アップデートを配信した。建物の2階が解禁され、酒場だけでなく宿屋も経営できるようになるなど、さまざまな新要素が実装された。

パブリッシャーのGrabTheGamesとUpgradePointは日本時間3月11日、Scienart Gamesが開発を手がける『Ale & Tale Tavern』の大型アップデート「INN UPDATE」を配信した。アップデートの配信以降、本作の同時接続プレイヤー数は増加傾向にあり、リリース直後に迫る勢いを見せている。対応プラットフォームはPC(Steam)、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Ale & Tale Tavern』はファンタジーな世界観で酒場を営む、オープンワールドの経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは放棄されていた酒場のオーナーとなり、狩りや釣り、動物の飼育、植物の育成、調理、クラフトなど、酒場の再興のために奮闘することになる。お手伝いのフクロウによる酒場営業の自動化、剣やクロスボウで敵と戦うバトル、最大4人までの協力プレイといったシステム面も充実した作品である(関連記事)。


そんな本作に今回、大型アップデート「INN UPDATE」が配信された。このアップデートで建物の2階が解禁され、酒場だけでなく宿屋も経営できるようになった。トレイラーでは客室の床を張り、ベッドやサイドチェストなどを置いて内装を整え、宿泊客が入っていく様子が紹介されている。その他にも、新しいクエストやボスの実装、イベントの追加、カニや魚を捕らえるトラップの追加といったコンテンツの拡充や、マルチプレイでキックしたプレイヤーをBANする機能やオートランの追加といったゲーム体験の向上も行われたようだ。

本作は2024年9月にリリースされ、プレイヤー数は少ない時で500〜600人、セール中などは2000人前後で推移していた。今回セールの開催中に大型アップデートが配信された影響もあってか、日に日に同時接続プレイヤー数が増加しており、3月12日には4000人に迫る勢いを見せている(SteamDB)。

本作のレビューはリリースから半年あまりの本稿執筆時点で4783件、そのうち88%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。レビューには開店前の下準備も必要になる本格的なお店の切り盛りや、そうした営業の自動化が可能になっていくゲームサイクルが好評。一方でコンテンツのボリュームがもっと欲しいといった声もみられたが、今回の大型アップデートはそうした要望に応える内容なのだろう。リリース以降も複数回のアップデートで磨き上げられており、今後のアップデートにも期待したいところだ。

『Ale & Tale Tavern』はPC(Steam)向けに配信中。今夜3月14日の午前2時までセール中で、定価の40%オフとなる税込780円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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