Key完全新作恋愛ADV『anemoi』来年1月30日発売へ。北の地で少女たちと過ごすスローライフ、ボリュームは『サマポケ』の1.5倍

ビジュアルアーツのゲームブランド「Key」は8月18日、『anemoi』を2026年1月30日に発売すると告知した。

ビジュアルアーツのゲームブランド「Key」は8月18日、『anemoi』を2026年1月30日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(DLsite/DMM GAMES/アニメイトゲームス)。価格はダウンロード版が税込7700円、初回限定盤が税込1万780円となる。発売日の告知にあわせて、日本語を含む3言語に対応したSteam版の制作決定も発表されている。

『anemoi』は、はるか北の町でゆっくりとした時間を過ごす、KeyによるフルプライスのPC向け恋愛アドベンチャーゲームだ。本作の主人公・速川麦は,妹の六花と2人で北の地「真澄町」を訪れる。10年前に埋めたタイムカプセルを開ける日が近づいていたためだ。2人が真澄町を訪れると、町には強く副風の中でゆっくりとした時間が流れていた。大きな風車の恩恵を受け、経験と知恵と繋がりで築かれる生活。速川麦は約束の時間まで、交流を重ねながら過ごしていく。

キャラクターとしては、トレーラーハウスで生活する謎めいた少女・辻倉朱比華(つじくらすぴか)。空を目指してあぶなっかしい実験をしている総羽愛乃(ふさばあいの)。天文台に住む自称偏差値8那由多の天才、淡雪陽彩(あわゆきひいろ)。なんでも信じてしまう町唯一の郵便屋、白渡小詠(しらとこよみ)。兄の発言や行動を全肯定してくれる妹の速川六花などが登場。自然に囲まれた土地での、少女や友人たちとのスローライフが繰り広げられる。

本作でプレイヤーは、主人公の速川麦の視点から、約束の時間までの日々を過ごす。はるか北の地「真澄町」にて、雄大な自然に囲まれながらヒロインや友人たちと交流。温かくも楽しい唯一無二のスローライフが体験できるそうだ。ゲームプレイの詳細については明かされていないものの、ジャンルは恋愛アドベンチャーゲームとなっている。少女たちとのストーリーなどが、主人公の視点から展開されていくのだろう。情報番組「Key『anemoi』新情報解禁スペシャル」によると、ボリュームは前作『Summer Pockets』の約1.5倍。メインヒロイン5人に加えて、サブキャラクターたちのシナリオも用意されているという。

本作は、美少女ゲームブランドKeyが手がけている。Keyは直近では、短編から中編のノベルゲーム作品を多数リリースしていた。本作は2018年6月発売の『Summer Pockets』および、2020年6月発売の『Summer Pockets REFLECTION BLUE』に続く新作のフルプライス恋愛アドベンチャーゲームとされている。スタッフとしてはプロデューサーを丘野塔也氏、ディレクターを『終のステラ』でディレクターを担当した佐雪隼氏が務めている。シナリオディレクターについては、『Summer Pockets』のディレクターや『Harmonia-ハルモニア-』の企画・シナリオなどに携わってきた魁氏が担当。シナリオは同氏に加えて新島夕氏、ハサマ氏、佐雪隼氏の4名が手がけている。また原画はNa-Ga氏、ふむゆん氏、永山ゆうのん氏、きみしま青氏の4名。音楽には折戸伸治氏、水月陵氏、大橋柊平氏、髙梨泰輔氏、アサノハヤト氏、しょうゆ氏、天休ひさし氏の7名が携わっているそうだ。

また本作では、PC版の発売日発表にあわせて、Steam版の制作決定も告知された。Steam版では日本語に加えて、英語および中国語(簡体字)対応。プレスリリースによると、Steam版は現代ローカライズを含めて鋭意進行中となっているそうだ。放送内のコメントによれば、Steam版は、PC版のあとに発売予定なのだという。Keyではマスターアップ直前までシナリオの追加などをおこなうため、並行してローカライズを行うのは難しい。そうした理由もあり、Steam版はPC版とは同時発売にはならないそうだ。

anemoi』は、PC(DLsite/DMM GAMES/アニメイトゲームス)向けに2026年1月30日に発売予定だ。ダウンロード版は税込7700円。パッケージの初回限定盤は税込1万780円で、オリジナル冊子やアクリルキーホルダー、ミニ色紙などが付属する。ダウンロード版については各サイトにて予約受付中。各店舗特典は、公式サイト内にて公開予定とされている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2964