“描いたモンスターの能力”次第なAI判定お絵かきゲーム『AIドット絵バトル』発表。勝敗はAIのさじ加減、勝てそうな絵を描くイラストバトル
個人ゲーム開発者のmono氏は11月11日、『AIドット絵バトル』のSteamストアページを公開した。

個人ゲーム開発者のmono氏は11月11日、『AIドット絵バトル』のSteamストアページを公開した。本作はPC(Steam)向けに2026年リリース予定。ストアページ上では動画やスクリーンショットも公開されている。
『AIドット絵バトル』は、相手に勝てそうなドット絵モンスターを描いて勝利を目指す、AIお絵描きバトルゲームである。プレイヤーは、ドット絵でモンスターを描いてバトルを繰り広げていく。本作ではまず、相手のモンスターが提示される。プレイヤーが自身のモンスターを描いたあとは、相手モンスターとの戦いをAIが判定。2体のモンスターの外見を参考に、モンスター同士の相性や戦い方を判断して、勝敗を決定してくれるのだという。つまり本作では、対戦相手となるモンスターを見て、勝てそうなモンスターを描くことで勝利を目指すのだ。モンスターのイラストを描いて戦う、AI判定によるバトルが繰り広げられる。


本作ではモンスター同士の戦いについて、AIは勝敗の判定だけでなく、描いたモンスターの特徴や名前、戦いの様子まで教えてくれるという。公開されている画像や動画では、スライムのような外見で毒を使えるというプニズンなどが登場。プニズン相手の戦いでは、炎のようなモンスターのファイアーリッパーが、熱波攻撃でプニズンの毒を受け付けなかったといった理由から勝利している。モンスターを描く上では、外見上の強さだけでなく、相手モンスターとの相性も重要になるのだろう。また本作では、プレイヤーの描いたモンスターが、名前や説明とともにモンスター図鑑へ登録できる。ローカル対戦に対応しており、友達や家族などとの対戦も可能。Steam Remote Play Together機能を使ったオンライン対戦もできるようだ。

本作は、個人ゲーム開発者のmono氏によるMONO ENTERTAINMENTが手がけている。過去作としては、『IGNISTONE』『Clock Rogue』『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』などをリリースしてきた。AI関連のゲームとしては、漢字4文字で捜索呪文を作る『AI創作呪文』を2025年8月に配信。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で109件中89%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。強そうな呪文を作るゲームプレイなどが、プレイヤーからは評価されていたようだ。
本作は、mono氏が2024年に3日間限定公開していた『AIモンスターバトル』の製品版にあたる。『AI創作呪文』が好評だった同氏による、AIを活用した新作ゲームとなるのだろう。
『AIドット絵バトル』は、PC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。

