Adobe、「Adobe Animate」のサポート終了宣言をまさかの撤回。新機能の追加はしないけど販売&サポートは継続へ

本日公式サイトが更新され、サポート終了の予定は撤回されることが明らかとなった。

Adobeは2月3日に、「Adobe Animate」の販売およびサポートを段階的に終了すると発表。しかし本日公式サイトが更新され、サポート終了の予定は撤回されることが明らかとなった。

「Adobe Animate」は、2Dアニメーション制作ツールだ。イラストを直感的に動かせるほか、制作物は用途に応じて各種形式で書き出せる。バナー広告や2Dゲーム向けのアニメ素材、テレビアニメの制作など、幅広い現場で活用されてきた。

2月3日の声明では、「Adobe Animate」の販売を今年3月1日に終了。すでに利用中のユーザーについてはサポートが継続されるものの、期間はエンタープライズ版利用者は2029年3月1日までの3年間で、そのほかのユーザーは2027年3月1日までの1年間になることが伝えられていた。25年以上にわたって根強く利用されていたツールだけに、利用者の間では波紋も広がっていた(関連記事)。

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ところが一転、本日2月4日にAdobeは公式サイトのFAQページを更新。当初知らせた内容は変更されているとして、「Adobe Animate」へのアクセスの廃止や削除はおこなわれないことを告知した。「Adobe Animate」が利用できなくなる期日は設定されておらず、既存と新規の顧客のどちらも引き続き同製品をダウンロードし利用することができると伝えている。

一方で、現在「Adobe Animate」は無期限でメンテナンスモードにあるとのこと。この状態では、アプリケーションサポートやセキュリティの提供、バグの修正などが継続される一方で、新機能の追加はおこなわれないそうだ。この措置は、個人からエンタープライズまでの全ての顧客を対象としたものだという。

Adobeは告知当初、用途に応じてAdobe After EffectsやAdobe Expressなど別のツールの利用を推奨していた。しかし、長年にわたって利用されてきただけに、愛用してきたユーザーから多くの反発もあったものとみられる。翌日にサポート終了の撤回をおこなったかたちだ。とはいえ、今後新機能の追加などはされないといい、「Adobe Animate」の開発リソースを別のソフトウェアに割り当てたいといった事情もあるのかもしれない。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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