“割と人も死ぬ”ダンスバトルゲーム『亜電』Steamで12月12日発売へ。超能力少女や殺人図形を踊ってぶちのめす、可愛く激しい戦い

個人ゲーム開発者の鷹館氏は11月28日、『亜電』を12月12日に発売すると告知した。少女がダンスバトルで敵を倒して世界を救おうとする、ベルトスクロールダンスバトルゲームである。

国内の個人ゲーム開発者である鷹館氏は11月28日、『亜電』を12月12日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に加えて英語/中国語(簡体字、繁体字)に対応予定。同氏のポストによると、本作はほぼ完成状態だそうだ。

『亜電』は、少女がダンスバトルで敵を倒して世界を救おうとする、ベルトスクロールダンスバトルゲームである。本作の主人公とあかは、記憶喪失の少女だ。空を割って落ちてきた彼女は、ステージ上の少女こばこに教えられ、ダンスの魅力に取り憑かれる。そんな中、周囲に「暴」と呼ばれる危険な存在が出現。人を襲う「暴」と戦う中で、とあかは自身の使命を思い出し、世界を救うためダンスで敵と戦おうとする。人々の思惑が衝突し、事態は混迷を極めていくのだという。超能力とダンスによって、少女たちの戦いが描かれるようだ。

主人公とあかは、ステージ上にいる敵や、少女たちとダンスで戦う。ステージ上に登場する少女たちは、とあかへそれぞれ超能力を使った攻撃を仕掛けてくる。とあかは敵の攻撃を避けながら、体当たりによって反撃。まずはぶつかることで、相手の体力を削るのだ。また体力をある程度削ると、ダンスが可能になる。ダンスではBGMにあわせたリズムでQTEが発生。とあかがダンスを最後まで決めると、相手は爆発するのだという。

また殺人図形とも呼ばれる敵との戦いでは、ダンスによる振り回しなどで、複数の敵を巻き込める。本作では超能力を操る少女や謎の敵と、ダンスをまじえたアクションで戦うわけだ。ストアページなどによると、本作ではベルトスクロールゲームを高速かつシンプル化し、ダンスの要素を導入することで、個性的なキャラクター同士の可愛く激しいバトルが表現されているそうだ。

本作は国内の個人ゲーム開発者である鷹館氏が手がけている。過去作としては、ベルトスクロールアクションと探索ADVを融合させたという『夢核(YumeCore)』や、シンプルなビジュアルのSTG『AISZplus』などをリリース。『夢核』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー164件中95%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作では独特の世界観やキャラクターなどが評価されてきた。

本作『亜電』は、少なくとも2018年には開発がスタート。イベントへの出展やストアページ公開を経て、長く制作が続けられてきた。今回発売日決定にあわせて、鷹館氏は『亜電』がほぼ完成したと報告している。内容としては、本作ではずっと楽しく踊れるわけではなく、割と人も死ぬとのこと。謎の多い世界で、少女たちはどのような顛末を辿るのだろうか。

『亜電』はPC(Steam)向けに、12月12日発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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