SCPインスパイア脱出型PvPvEシューター『Active Matter』発表、2025年リリースへ。時間と空間の乱れた領域で異常現象や他の時間軸の工作員と戦い、タイムループからの脱出を目指す
パブリッシャーのGaijin Entertainmentは10月29日、脱出型PvPvEシューター『Active Matter』を発表した。対応プラットフォームはPC/PS5/Xbox Series X|S。リリースは2025年を予定しており、本稿執筆時点でSteamストアページが公開されている。
『Active Matter』はSCP風の世界観で繰り広げられる脱出型PvPvEシューター。戦場となるのは多元宇宙の量子不安定ゾーン。そこには最も貴重で危険な資源である「アクティブマター」が存在しているという。一定時間で消失してしまう不安定なゾーンのなかで、終わりのない時間のループに閉じ込められたプレイヤーはシンジケートの工作員となり、ゾーンへの侵入を繰り返しながらタイムループから脱出する方法を見つけだす。
アクティブマターは物体を変化させ、空間と時間を曲げてしまう性質を持つ。ゾーンにはアクティブマターによって変容したクリーチャーや、正気を失った工作員が存在。またアクティブマターはクリーチャーを倒すほかに、別の時間軸からやってきたプレイヤーから奪ったり、直接拾ったりすることで収穫できる。プレイヤーが持ち帰ったアクティブマターは、自分の基地でさまざまな兵器として複製し、ゾーンに持ち込むことが可能。その兵器はすべて現実世界の軍事技術に根ざしたものとなっている。多元宇宙は混沌を極めているものの、戦争のみは唯一不変のものであるようだ。
ゾーンはソロもしくは少人数の部隊で突入できる。ゾーンには錆びついたソ連の工業団地、謎めいた科学研究所のある巨大な島などさまざまなマップが登場。そしてアクティブマターにより変容した不気味なオブジェは、重力と空間の構造が目の前で変化するような異常現象を見せ、奇妙なクリーチャーはプレイヤーを見つけ次第襲い掛かってくる。これらの異常現象はシェアードワールド「SCP財団」にインスパイアされたものであるという。
またシンジケートは複数存在し、プレイヤーは好きな勢力に属することができる。いずれのシンジケートもアクティマターの供給源やその技術の支配権を巡って争いあい、あらゆる武器や軍事車両、その他の装備を工作員に供給している。異常現象や他のプレイヤーと戦いながらゾーン内でアクティブマターを獲得し、シンジケートに貢献しながら装備を整え、アクティブマターの起源の謎に迫りながらタイムループの脱出を目指すのだ。
開発を手掛けるMatter Teamは『Enlisted』や『CRSED: Cuisine Royale』(いずれもGaijin Entertainmentがパブリッシングを担当)などに携わったDarkflow Softwareのベテランスタッフを主として構成されたスタジオだ。なお本作は現在クローズドベータテストの参加者を受け付けている。対応プラットフォームはPCのみで、応募にはGaijin EntertainmentのアカウントとなるGaijinアカウントが必要。開始期間は未定であるものの、開始が近づいた際にはGaijinアカウントに紐づいたメールにリンクが送信されるという。興味のある方はベータテストの詳細をチェックしておくとよいかもしれない。
『Active Matter』はPC/PS5/Xbox Series X|S向けに2025年配信予定。本稿執筆時点でSteamストアページが公開されている。