ハクスラARPG『Path of Exile』新大型アプデでSteamプレイヤー数激増、記録更新。続編配信を控え、さらに躍進


Grinding Gear Games(以下、GGG)は日本時間7月27日、基本プレイ無料のハクスラARPG『Path of Exile』にて、新拡張コンテンツ「Settlers of Kalguur」を配信開始した。本作では拡張コンテンツ配信のたびにSteam同時接続プレイヤー数が激増するのが慣例。今回は、過去最高記録を更新する盛況となっている。

『Path of Exile』は、GGGが手がけるハクスラARPG。2013年のリリースから長年にわたり高い人気を誇っている。本作では、「リーグ」と呼ばれる区切りにて、定期的な拡張コンテンツの無料配信がなされてきた。そうした拡張配信のタイミングでは人口が爆発。一定期間をおいて落ち着くサイクルを繰り返し、のこぎりの刃のような特徴的なグラフを呈している(SteamDB)。

そして今回の拡張「Settlers of Kalguur」の配信にあたっては、例年を上回る盛況が記録されている。配信直後のSteamにおける同時接続プレイヤー数は、22万9337人を記録。今までの最高記録だった「Crucible」配信時の21万1637人を大幅に上回る人気となっている。

同拡張では、恒例となっているゲームメカニックの追加のほか、バランス調整や遊びやすさ改善などさまざま実装されている。まず「Settlers of Kalguurチャレンジリーグ」としては、街の建設や貿易要素を盛り込んだコンテンツが追加。エンドコンテンツであるマップを、雇った戦闘員が自動でクリアしてくれる機能なども実装されている。

そのほか主要な新要素としては、「カレンシートレードマーケット」が追加。本作ではプレイヤー間でのアイテムの取引が盛んであり、チャットや公式サイトのトレード補助機能を利用した、個人間でのトレードがおこなわれている。今回追加されたトレードマーケット機能は、カレンシーアイテムやスタック可能なアイテムを、条件設定して自動的に取引してくれる機能だ。トレードの利便性をさらに補強してくれるだろう。


今回のアップデートでは、ほかにも大規模なバランス変更やエンドゲームコンテンツの改善を実施。アセンダンシークラスでは、「グラディエーター」の改修および、廃止された「レイダー」に代わり「ウォーデン」が登場するなどの変更もおこなわれている。さらなる詳細については、「Settlers of Kalguur」公式ページを確認してほしい。

なお、本作の続編となる『Path of Exile 2』は、2024年後半よりPC(Steam)およびPS5/Xbox Series X|S向けに早期アクセスとして配信開始予定。続編に向けて高まる期待も、今回の同時接続プレイヤー数記録更新に寄与したかもしれない。

『Path of Exile』新拡張「Settlers of Kalguur」は現在PC(Steam/Epic Gamesストア/公式サイト) およびXbox One向けに配信中だ。