「ツクール」最新作『アクションゲームメーカー』発表。Godotベースのプログラミング知識不要の制作ツール、Switch向けの書き出しも検討中
Gotcha Gotcha Gamesは7月12日、ゲーム開発ツール『ツクール」シリーズの最新作『ACTION GAME MAKER(アクションゲームメーカー)』を発表し、 2025 年に発売予定であると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Nintendo Switchへ作品を書き出し、販売する機能の搭載も検討中とのことだ。
【UPDATE 2024/7/12 13:05】
記事初版にて、本記事タイトルに「Switch向けに書き出し可能」と記載しておりましたが、正しくは「Switch向けの書き出しも検討中」でした。訂正し、誤った見出し付けしたことをお詫び申し上げます。
『ACTION GAME MAKER』は、2018 年にPC(Steam)向けに発売された、『アクションゲームツクール MV』の後継作品となる。『アクションゲームツクールMV』はプログラミング技術を必要としない実用性の高いビジュアルスクリプティング機能が大きな特長となっている。ゲーム開発未経験者でも、自由度の高いアクションゲーム作りを楽しめるゲーム制作ツールだ。制作したゲームは、Gotcha Gotcha Gamesを通じてNintendo Switch向けに発売することができ、すでに50 タイトル以上の作品がリリースされているとのこと。
本作は前作『アクションゲームツクールMV』の特長を引き継ぎ、ビジュアルスクリプティング機能がパワーアップして実装される。 プログラミングの知識がない人でも、直感的にオブジェクトを繋いでいくだけで、さまざまなアクションゲームを作り上げることが可能だ。
また本作にはキャラクター、エネミー、タイル、BGM、SE 等といったアクションゲーム制作に適したサンプル素材一式が収録済み。自分で素材を用意しなくてもすぐに制作に取り掛かることができる。グラフィック素材は改変が容易なミニサイズのドット絵となっており、簡単にオリジナルキャラやタイルを作ることもできるようだ。またサンプルを使わず、自作の素材でゲームを制作することも可能となっている。
そして本作はベースエンジンとして新たに「Godot Engine」を採用。Godot ベースで統合された制作 UIや、パーティクル/シェーダー機能、ダイナミックなライティング・シャドウといった実用的なグラフィック描画システムなどのGodot Engineの優れた機能が利用可能。それらの機能を、「ツクール」シリーズならではの使いやすさで扱うことができる。また前述したビジュアルスクリプティング機能だけではなく、専用言語「GDScript」でのスクリプティングにも対応。自身の用途に合わせて、自由度の高い、より高度な作品制作も可能となっている。
『ACTION GAME MAKER(アクションゲームメーカー)』は2025 年のリリースを予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)。Nintendo Switch向けに作品を書き出し、販売する機能の搭載も検討中とのこと。