ひたすら裏庭穴掘りゲーム『A Game About Digging A Hole』、100万本売れていた。“ボツアイデア”からマッハでゲーム化された作品、ミリオン到達

パブリッシャーのrokaplay Bou·tique とDrillhoundsは8月1日、『A Game About Digging A Hole』について累計100万本の売上を達成したと発表。2月7日のリリースから約半年での大台達成となる。

パブリッシャーのrokaplay Bou·tique とDrillhoundsは8月1日、『A Game About Digging A Hole』について累計100万本の売上を達成したと発表した。本作は今年2月7日に配信開始されたタイトルであり、リリースから約半年での大台達成となる。

『A Game About Digging A Hole』は穴を掘るゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する。本作の主人公は、庭にお宝が埋まっていると言われる家を購入。プレイヤーはシャベルをにぎり、宝を求めてひたすら庭を掘ることになる。

庭を掘るにあたっては、地中から鉱石やお宝が発掘されることがある。それを売ることでお金を入手。お金は装備やインベントリの強化のほか、道具などを駆動させるバッテリーや、プレイヤーの体力の回復に費やすことができる。装備品にはシャベルのほか、地下を照らすランプ、広範囲を掘削できるダイナマイトなどが存在。ジェットパックを装備して、掘削した縦穴を一直線に上昇することも可能だ。

本作は2月7日のリリース以前より、YouTubeInstagramなどで海外を中心として大きく話題となっていた。そしてリリース後も注目を集め続け、穴を掘り続けるというシンプルなプレイながらついつい掘り進めてしまうゲームプレイの中毒性が高く評価。本稿執筆時点では約1万4500件中89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

そんな本作が、8月1日時点で100万本の売上を突破していたことが、rokaplay Bou·tique とDrillhoundsによって明かされた。リリースから半年ほど経ってからの大台達成となっている。SteamDBを確認すると、リリース当初の数千人規模の勢いはないものの、数か月にわたって200人から300人ほどのプレイヤーが遊んでいる模様。リリース直後の勢いと、以後の「ジワ伸び」によって、売上を着実に伸ばしていったのだろう。また現在ではAndroid/iOS向けにもリリースされているため、アプリ版の売上も大台達成に貢献しているとみられる。

なお本作を手がけるのは、ドイツに拠点を置くDoubleBee(旧・Cyberwave)。本作はもともとDoubleBee所属のゲーム開発者の思い付きで制作したゲームとのこと。新作開発中に没になったシステムをベースとしており、わずか14日というスピードで一通りゲームの機能を完成させたそうだ。

ちなみに今回の発表によると外部のチームによって『A Game About Digging A Hole』が他プラットフォームに移植中とのこと。具体的なプラットフォームや国内向けの展開の有無は不明ながら、今後コンソール機向けにもリリースされる模様だ。

『A Game About Digging A Hole』はPC(Steam)向けに配信中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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