人気ネコ探しゲーム続編『A Building Full of Cats 2』さっそく好評集める。「2000匹超え」の充実猫探し、ついでに保護猫支援もできる

Devcatsは6月17日、ネコ探しゲーム『A Building Full of Cats 2』をSteam向けにリリースした。2000匹以上の猫を探せるとあって、そのボリュームが高く評価されている。

デベロッパーのDevcatsは6月17日、ネコ探しゲームA Building Full of Cats 2をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くの好評を集めている。

『A Building Full of Cats 2』は隠れているネコを探し出すゲームである。前作からボリュームが大幅に増えており、隠れているネコの数はなんと2000匹以上にも及ぶ。鞄や電子レンジ、段ボール箱など、一部のオブジェクトは動かすことができ、ネコが隠れていることもある。また、今作ではビルの住人を手伝うといった新要素も加わっている。ボリューム満点のネコ探しを楽しめる作品だ。

ゲームプレイの基本はネコ探しである。ビルの各階にはいくつかの部屋があり、それぞれの部屋に隠れているネコを見つけ出していくことになる。見つけ出したネコには色が付き、画面左上にある「残りのネコの数」を示すカウンターが減っていく。ネコたちは堂々と姿を晒しているものもいれば、身体の一部しか見えないものもいる。オブジェクトの中に隠れているものや、物陰に隠れているものなど、簡単には見つけられないネコも多い。見た目からネコを探すだけでなく、ネコが隠れていそうな怪しい場所をとにかく調べてみるのが重要となる。

本作に加わった新要素として、住人の手伝いがある。たとえば「PCのキーボードのキーが散らばってしまったから集めないといけない」だとか、「降霊術に使うウィジャ盤の文字がネコにぐちゃぐちゃにされてしまったから見つけて欲しい」といったものだ。こうした物を探し集めるタスクだけでなく、時にはスライドパズルのようなミニゲームを攻略したり、霊的なものが存在する真っ暗な部屋でネコを探したりすることにもなる。

そんな本作はさっそく好評を博しており、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは84件、そのうち98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作は『A Building Full of Cats』を前作に持ち、そちらも「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。本作は前作同様、ゆったりとネコ探しをしてリラックスできる作品で、前作より大幅なボリュームアップもあって、心ゆくまでネコ探しを楽しんでいる人が多いようだ。

本作を手がけたDevcatsはブラジルに拠点を置くデベロッパーである。公式Webサイトの記述によれば、6匹のネコにより運営されているという。同スタジオは『A Building Full of Cats』のみならず、これまで一貫してネコを題材としたゲームをリリースし続けており、収益の一部はネコの保護施設や里親制度などの支援のための寄付に使われている。公式Discordサーバーには5700人以上ものネコ好きが集い、ゲームについてだけでなく、自らのネコ写真の共有も盛んにおこなわれている。そんな背景もあってか、Devcatsのファンとして新作を喜ぶレビューも多く見られた。

Steam上には多くの無料ネコ探しゲームが存在し、Devcatsがリリースしたものも複数存在する。『A Building Full of Cats』シリーズは有料ではあるが、収益が現実のネコたちのためになることもあって歓迎されている様子だ。

『A Building Full of Cats 2』はPC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールを開催中で、7月1日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込720円で購入可能だ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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