ヒット中王国建設ローグライク『9 Kings』大型アプデで新たに「遊牧の王」が実装。移動と破壊がテーマのトカゲ軍、配置カードを動かせる新カードなどが登場
パブリッシャーのHooded Horse/INSTINCT3およびデベロッパーのSad Socketは8月1日、『9 Kings(9 キングス)』に向けて大型アップデートを配信した。

パブリッシャーのHooded Horse/INSTINCT3およびデベロッパーのSad Socketは8月1日、『9 Kings(9 キングス)』に向けて大型アップデートを配信した。同アップデートでは8人目の王として「遊牧の王」が実装されている。
本作はローグライク要素を取り入れた、デッキ構築型の王国建設ゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。プレイヤーはカードを使用して兵士や施設を配置し、自国の軍勢を強化。毎ターン繰り返される敵との戦いを勝ち抜いていく。

『9 Kings』では原則として毎ターン1枚カードを引き、1枚使用していく。カードはさまざまな種類があり、たとえば直接敵と戦う兵士や、それぞれ特殊な効果をもつ施設、兵士を強化する魔法カードなどが存在。カードを組み合わせ、自らの軍勢を築いていくのだ。襲い来る敵軍は毎ターン強化され、33ターンを生き延びたらゲームクリア。エンドレスモードにて終わりなき戦いに挑むか、あるいはまた新たなランに挑むことになる。
本作は5月23日にSteamにて早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1万件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。カード同士でシナジーを発揮し、青天井で強化していける爽快感などが好評を得ている。また7月6日に売上本数が50万本を突破したことがHooded Horseより報告されており、評価・売上ともに好調な人気作である。

そんな『9 Kings』に向けて、バージョン0.8となる大型アップデートが配信された。同アップデートでは、8人目となる新たな王「遊牧の王」が追加されている。遊牧の王は北の雪原に住んでおり、爬虫類の軍を率いて略奪を繰り返しているとのこと。設定を反映して遊牧の王のデッキには施設は少なく、拠点となる「軍長」も部隊カード。冬とトカゲ、そして移動をテーマとした新たなカードたちで構成されている。
特徴的なカードとしては、隣接ユニットが騎乗できる「ラプトル」や、敵を凍結させられる魔法カードが登場。さらに、配置されたカードを空きスペースに移動させつつ強化する「移住」カードが実装されている。また施設カードとしては、空きスペースに設置することで隣接ユニットが強化される「キャンプ」と、区画を破壊することで強化される召喚系のカード「ドラゴンの住居」が存在。空きスペースを確保し、移動と破壊を繰り返すことでシナジーが生まれる、というカード群になっている。

本作ではゲームタイトル通り、バージョン1.0では9人の王が登場する予定だという。今回8人目の王が登場したことで、残る王はひとりとなったかたちだ。正式リリースに向けて順調に開発が進んでいることがうかがえる。新コンテンツもすでに開発中とのことで、今後のアップデートも期待される。
『9 Kings(9 キングス)』はPC(Steam)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。