“ゲーム仲間”募集プラットフォーム「5noobs」ベータ版無料公開。プロフ作成・Discord連携など完備、仲間をすぐ探して一緒に遊べる

omeroidは8月15日、eスポーツプラットフォーム「5noobs」のベータ版を無料公開した。

omeroidは8月15日、eスポーツプラットフォーム「5noobs」のベータ版を無料公開した。テスターとして登録することで、利用可能だ。

「5noobs」はeスポーツプレイヤー向けの次世代マッチングプラットフォームだ。世界的に拡大を続けるeスポーツ市場においては、言語の壁やスキルのミスマッチ、そして出会いの機会そのものの不足によって、理想のチームメイトと出会えないというプレイヤーは多い。そんなプレイヤーが実力を最大限に発揮できる環境の創出を目的として、本サービスは開発されたという。

「5noobs」はリアルタイムマッチングLFG(Looking for Group)、すなわちゲームを一緒にプレイする仲間をすぐに探せる機能を搭載している。現在オンライン中のプレイヤーから、ゲーム・スキルレベル・言語・地域などの条件をもとにマッチング。理想の仲間をその場で見つけることができるそうだ。

そんな本サービスでは、競技シーンで活躍できるチームやともに高め合う仲間を探す個人プレイヤーだけでなく、幅広いユーザーをターゲットとしている。チームの戦力となるメンバーを探したり、さらには気軽にゲームを楽しめるフレンドを探したりするカジュアルゲーマーも利用できるだろう。また、自分のプレイスタイルに合うプレイヤーをAIが推薦する「スマートマッチング」機能も今後実装予定。

そして、本サービスにはチーム運営のための機能も実装されている。チームの情報や日々の予定の管理といった本格的なチーム管理機能が揃っているほか、専用の募集ページを作成してチームの魅力をユーザーにアピールすることができる。

なお、ユーザーはゲーム経験・実績・得意な役割などを入力することで、プレイヤープロフィールを細かく設定可能。PCスペックや使用デバイスといった自身のゲーミング環境を公開する機能も実装が予定されているとのこと。日本語のほか英語・韓国語・中国語・ポルトガル語に対応しているため、世界中のプレイヤーに対して自分の魅力を伝えることができるようだ。

またコミュニケーションサービス「Discord」とのシームレスな連携も本サービスの特徴の1つ。マッチングが成立するとDiscordのボイスチャンネルが自動で作成されるといった便利機能を備えている。チームへの参加申請といったサービス内の通知も、Discordを通じてリアルタイムで受け取ることができるようだ。

本サービスを利用するには、サイトにアクセスしてGoogle・Discordと連携するか、メールアドレスを入力すると送信されるMagic Linkを利用するかのいずれかでアカウントを作成。プロフィールに必要な情報を入力すること約3分、すぐにマッチングをおこなうことができるようだ。なお先述したとおり、「5noobs」は現在ベータ版として公開中。テスターとしてサービスを利用しフィードバックを送ることで、本サービスの改善に貢献できる。バグや不具合の報告だけでなく、追加してほしい機能や改善点のリクエストも受け付けているという。

ところで、本サービスを開発することとなった背景には、コミュニティサイト「Negitaku」への深いリスペクトがあるという。「Negitaku」はYossyこと吉村尚志氏が2002年に立ち上げた個人サイトで、「eスポーツ」という言葉がまだなかった時代から、おもにPC向けFPSタイトルの情報を発信してきた。かつて日本の競技ゲーミングシーンの中心地となっていた同サイトの精神を受け継ぎ、現代の技術でさらに発展させた新たなeスポーツコミュニティハブを作りたいという目標があるそうだ。

なお2025年7月以降の展望としては、プレイヤー評価システムやスクリム相手のマッチング、またコーチング機能などを順次実装予定としている。いずれも特にeスポーツプレイヤーにとって便利な機能となりそうで、今後の発展にも期待が高まる。

5noobs」はベータ版として公開中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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