水鉄砲で“島まるごと”お掃除ゲーム『Muri: Wildwoods』12月7日配信へ。ジブリに影響受け、環境意識伝える社会派パワーウォッシュ

Speldosa Interactiveは9月30日、『Muri: Wildwoods』を12月7日に配信開始すると発表した。

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デベロッパーのSpeldosa Interactiveは9月30日、『Muri: Wildwoods』を12月7日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応予定。現在はデモ版が配信中。

『Muri: Wildwoods』は、荒れ果てた島を掃除しながら探索する、お掃除シミュレーション・アクションゲームだ。主人公となるのは、ネズミと魚の特徴をあわせもつ種族「ムリ」のペレ。お掃除屋さんとして初めての単独任務に挑むことになったペレは、地図にも載っていない島「ワイルドウッズ」へと降り立つ。島を覆う汚染を洗い流し、失われた自然を蘇らせながら、危機に瀕した森の神様を救い出すのだ。

掃除に使うのは水鉄砲だ。初期状態では、周囲へ広く水を撒ける「バブルスプレー」と、狙った場所へ勢いよく水を当てる「高圧ウォッシャー」を使用可能だ。ゲームを進めることで、さらに2種類のノズルもアンロックされるという。

島では地面や建造物、生き物など、1000点以上のオブジェクトを掃除できる。トレイラーでは、地面一帯を覆った黒紫色の汚染を水で少しずつ洗い落とし、鮮やかな地面を露出させていく様子が確認できる。また、単に汚れを消すだけではなく、掃除を進めるにつれて草花が生え、色彩を失っていた土地に自然が戻るなど、周囲の景観そのものが大きく変化していく。

さらに、島で暮らす生き物たちにも汚染は広がっている。水をかけてきれいにすれば、それぞれ固有の反応を見せてくれるほか、頭を撫でたり抱きしめたりすることも可能。掃除によって景観だけでなく生き物たちの様子まで変化していくため、島をきれいにすること自体が探索のご褒美にもなるのだろう。

掃除だけでなく、3Dアクションも本作の柱となる。遺跡や崖、水辺などを走り回り、ジャンプや足場を利用して島の奥地へ進んでいく。道中には小規模な謎解きも用意されており、自然や古代遺跡を調査しながら新たな場所を発見していくことになるという。また、探索中には「絶景スポット」が存在するほか、ペレは旅先で見つけたものをイラストとして記録することができる。こうしたイラストに加え、島に隠された妖精「ピクシー」やお着替えカラーなど、100種類以上の収集要素が用意されるそうだ。

そのほか、腕時計型ガジェット「デジダイヤル」では、島の掃除状況や歩数、救助したピクシー、集めたイラスト、お着替え、使用した水量などを確認可能。お掃除チーム「チーム・スクイーク」の仲間であるベア、シクステン、リカたちとも通信でき、探索中には攻略に関する助言から何気ない雑談まで、さまざまなメッセージが届くという。仲間たちとのやり取りを楽しみながら、島の隅々まで掃除と探索を進めていくのだ。

『Muri: Wildwoods』は、2月27日よりデモ版を配信している。デモ版では、水鉄砲で汚染を洗い流しながら、自然や生き物を元の姿へ戻していく一連のゲームプレイを体験可能だ。また、海岸にはさまざまな清掃対象が用意されているほか、走る、跳ぶ、登るといったアクションを駆使した探索なども楽しめる。デモ版は、本稿執筆時点でSteamユーザーレビュー111件中99%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。なお開発元によれば、本作のウィッシュリスト登録数は9月末時点で4万5000件を突破したという。

本作の開発を手がけるSpeldosa Interactiveは、スウェーデンを拠点とするインディーデベロッパーだ。2023年に、『Castle Cats』や『Dungeon Dogs』などのモバイルゲームを長年ともに手がけてきた10人の開発者によって設立。モバイルゲーム開発で培った経験やアイデアを、PCやコンソール向けゲームへ活かすことを新たな挑戦として掲げている。

2024年3月には、初作品となる無料のお掃除アドベンチャー『Project Shoreline』をitch.ioにて公開し、同年11月にはSteam版を配信開始した。同作でも、水鉄砲を使って汚染された海岸を洗浄し、灰色になった土地へ色彩や自然を取り戻していくゲームプレイが展開される。同作は、本稿執筆時点でSteamユーザーレビュー371件中95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。そして『Muri: Wildwoods』は、そんな『Project Shoreline』から続く「ムリ」の新たな冒険であり、同デベロッパーにとって初の本格的なタイトルとして開発中だ。

なお、CEOであるEllinor Bergman氏は海外メディアAftonbladetのインタビューにて、本作がスタジオジブリなどの作品から影響を受けていることを明かしている。具体的には「千と千尋の神隠し」「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」を挙げ、そうした作品を観ているときのような、リラックスしつつ興味を惹かれ、少し考えさせられる体験を目指しているという。

また、本作では「どれだけ小さくても、大きな違いを生み出せる」こと、そして環境について考えるきっかけを伝えたいと説明している。小さなペレが水を撒いて回ることで、目の前の自然からやがて島全体へと再生が広がっていくゲーム設計には、そうした思いが反映されているわけだ。本作の世界観やメッセージに興味を惹かれた方は、まずはデモ版でペレのお掃除を体験してみてはいかがだろうか。

『Muri: Wildwoods』はPC(Steam)向けに12月7日配信予定。現在はデモ版が配信中だ。

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Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

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