深海ダークメルヘン百合ADV『淀み海の溺れ唄』4月17日発売へ。残酷な海魔と声を失った少女が出会う、“刺さる人に刺さる”物語

個人創作サークル・空想の工房およびわくわくゲームズは3月17日、『淀み海の溺れ唄』を4月17日にリリースすると告知した。

個人創作サークル・空想の工房およびわくわくゲームズは3月17日、『淀み海の溺れ唄』を4月17日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2026年春頃リリース予定とされてきたが、発売日が正式に決定となったようだ。

『淀み海の溺れ唄』は、美を欲する海魔と声を失った人間の娘が出会う、ダークメルヘン百合ADVである。本作の舞台は、人間と人ならざる者が存在する世界。深き海の底「淀み海」に生息する海魔たちは、醜悪さと肉食性によってあらゆる種族から迫害されていた。しかし海魔の娘ギーゼラだけは例外であった。彼女は生まれながらにして美しく、より一層の美を渇望していた。本作では、他者の美を妬み憎むギーゼラが、ある夜に人間の娘アイーシャと出会う。音のない不思議な歌を歌うアイーシャは何よりも美しく、ギーゼラは彼女のことを殺して喰ってしまいたいと思うのであった。美を欲する残酷な海魔の娘と声を失った人間の娘、2人の物語が繰り広げられる。

ギーゼラとアイーシャのストーリーは、ダークメルヘンでプラトニックな百合ビジュアルノベルとして展開される。ギーゼラとアイーシャがどのように出会い、関係性を築き、背景に何が潜んでいるのか。2人の過去や感情を紐解く物語が、テキストや挿絵などによって描かれていく。物語を進めていく中では、ギーゼラがアイーシャを喰い殺そうとするなど、究極の選択も待ち受けているとのこと。全4種類のエンディングが収録されており、選択肢によってエンディングが変化。約3時間から5時間ほどのプレイ時間で、童話の深淵を覗くような濃密な闇と狂気や、種族を超えた愛などが紡がれるそうだ。システム面では、チャプター選択機能や用語集なども搭載。本編クリア後用の外伝シナリオも用意されている。

本作は、薙沢ムニン氏による個人創作サークル・空想の工房が手がけている。過去作としては『機械仕掛けのマーセネリア』『黒き竜と黄昏の書[Failed]』など、多数の短編ADVをフリーゲームとして公開している。有償作品としては、2024年9月に『▼スライム娘は人間と友達になりたいようだ+』をリリース。記事執筆時点では、Steamのユーザーレビュー93件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作では可愛いスライム娘などが評価されていた。

本作『淀み海の溺れ唄』は、そんな同氏による新作となる。2025年10月にSteamのストアページが公開されていたが、今回発売日が決定となったようだ。同氏のポストでは、本作は「愛憎と憧憬の百合」「幸せなお姫様のいない童話」「闇の中の光」「優しくない海/世界」などが好きな人には刺さるそうだ。

『淀み海の溺れ唄』は、PC(Steam)向けに4月17日リリース予定だ。

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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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