『バイオハザード レクイエム』の超難解な「最後の謎」を“偶然解いちゃった”人あらわる。なぜ解けたかもわからぬまま、世界最速級で達成
『バイオハザード レクイエム』における「最後の謎」を偶然達成したという報告が注目を集めている。

カプコンは2月27日、『バイオハザード レクイエム』(以下、レクイエム)を発売した。本作にてコミュニティ総出で解明が試みられていたチャレンジ「最後の謎」を、とあるユーザーが“偶然”達成していたことが話題となっている。なお本稿には「最後の謎」の達成条件および本編に関するネタバレを含むため、閲覧の際は注意してほしい。
『バイオハザード レクイエム』は、『バイオハザード』シリーズ30周年を記念する最新作だ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S。主人公はFBI職員グレース・アッシュクロフトと、対バイオテロ組織「DSO」に所属するエージェントのレオン・S・ケネディ。ふたりは廃ホテルで起こった連続変死事件を追うなかで、それぞれの過去と向き合い、やがて交錯する運命へと導かれていく。シリーズの原点のひとつであるラクーンシティも再登場し、グレース編では逃げ隠れを主体としたサバイバルホラー、レオン編ではよりアグレッシブな戦闘が展開される点が特徴だ。

本作には、特定条件を満たすことでポイントを獲得できる「チャレンジ」機能が存在する。獲得したポイントは、メインメニュー内「Special Content」で設定資料などの解放に使用可能だ。そしてそのチャレンジのなかでも異彩を放っているのが「最後の謎」である。
これはほかのチャレンジと異なり達成条件は明記されておらず、説明文は「2人に声を聴かせて」という一文のみ。発売直後から海外掲示板Redditでは達成条件の研究や検証が活発化し、同チャレンジの海外名である「The Final Puzzle」を冠した専用サブレディットまで開設されるなど、コミュニティ主導で解明が進められていた。

転機となったのは3月2日午前8時。ポケモンカード開封動画などを投稿しているYouTuberのGengar Collects氏が、「『バイオハザード レクイエム』の最後の謎を世界で初めて解読(World’s First To Unlock The Final Puzzle In Resident Evil Requiem)」と題した動画を公開。Xbox版で「最後の謎」を達成した画面を提示した。
当時、コミュニティでは「切断された手」に関する一連の謎が注目され、とある金庫のボタンを特定手順で押すことで“笑い声”が発生することまでは判明していた。その声を聴かせる2人が作中の少女エミリーとマリーであることも有力視されていたが、マリーに関しては金庫の前に連れてくることが不可能であり、行き詰まっていた状況だった。
Gengar Collects氏によれば、条件達成にはマリーの「人形」をインベントリに所持し、エミリーを連れた状態で笑い声を発生させる必要があったという。ただし、この人形は通常プレイでは確認されておらず、入手方法も不明。同氏本人すら入手方法は理解しておらず、偶然入手したものだと説明していた。Web上の誰ひとり知らない入手方法に偶然たどり着いたという同氏の報告には、懐疑的な意見も寄せられていた。

その後、別ユーザーによる検証で詳細な入手条件が判明。マリー人形の出現には、以下の複数手順が必要だった:
・グレース編にて、療養所地下で死体を約15分かけて115体以上ベルトコンベアに投入
・処理シーケンス中、敵を銃で倒さず破砕機に押し込むなどして対処
・西棟化粧室のトイレを8回流す
・療養所中庭の大抽出室に出現したマリー人形を入手
いずれも、通常プレイで自然に達成するとは考えにくい条件だ。特に115体という具体的な数値や、トイレを8回流すといった行為は、意図して検証しなければ辿り着きにくい。
しかしGengar Collects氏は、地下で道に迷って周回しているうちに死体処理数が積み重なり、処理シーケンスでは弾薬節約のため銃を使わず破砕機で対処。化粧室では特に理由もなくトイレを何度も操作していたという。これらのことが積み重なって、同氏はその後マリー人形を発見した模様。コミュニティですでに解明されていた笑い声発生の手順を用いることで「最後の謎」を達成することになったようだ。つまり、探索中の行動や戦闘での動き、ちょっとした好奇心が、結果的に未解明部分の条件を満たしていたことになる。

先述したように当初はGengar Collects氏の報告に懐疑的な声もあったものの、後の検証でマリー人形を入手可能なことが確定。同氏が改造が難しいXbox版でプレイしていたこと、また同氏が『バイオハザード』コミュニティと関係の薄いカード開封系YouTuberであることなども踏まえて、同氏への疑念を晴らしたユーザーも多いようだ。
現在では同氏を称賛する声が多数寄せられ、Redditでは疑っていたことを謝罪するスレッドも立てられている。一方のGengar Collects氏はYouTubeのコメント欄で「自分が達成できたのは残りの条件を解明した人たちのおかげ」「みんなが達成できるようになってよかった」と述べており、その謙虚な姿勢も好意的に受け止められている様子だ。
コミュニティが総力を挙げて解こうとしていた難解なチャレンジを、意図しない行動の積み重ねで偶然達成してしまったという今回の一件。Gengar Collects氏の証言が真実であれば、攻略に難航したり好奇心の赴くままに遊んでいたことが、かえって前人未到の謎にたどり着くきっかけになったようだ。世界中のゲーマーが解けなかった謎が、本人すら理由がわからぬまま達成されたという不思議なエピソードとして話題を呼んでいる。
『バイオハザード レクイエム』はPC(Steam)/PS5/Nintendo Switch2/Xbox Series X|S向けに発売中。
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