『ファイナルファンタジーXIV』まとめサイト「馬鳥速報」が更新停止を表明し、『FF14』スタッフに謝罪。スクエニが“「ネトゲ速報」閉鎖”を発表した翌日に
『FF14』のいわゆるまとめサイトである「馬鳥速報」が3月3日、サイトの更新停止・休止を発表した。

スクウェア・エニックスは3月2日、同社の役職員等へのハラスメント行為に対する対応をおこなったことを報告。このなかでは『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FF14)スタッフの社会的評価を低下させる内容を含む記事を掲載していたウェブサイト「ネトゲ速報(旧:FF14速報)」の管理者との協議の結果、サイトの閉鎖および謝罪文の掲載、ならびに解決金の支払いがおこなわれて和解に至ったことが説明された。
これを受けて別のウェブサイト「馬鳥速報」が3月3日、サイトの更新停止・休止を発表。あわせて『FF14』開発・運営スタッフへの謝罪が綴られている。

「ネトゲ速報」は、『FF14』関連の5ちゃんねるスレッドの書き込みを抜粋して記事化する、いわゆるまとめサイトであった。スクウェア・エニックスは同サイトについて『FF14』スタッフの社会的評価を低下させる内容を含む記事が掲載されたこと等を理由に、同サイトの管理者に関する発信者情報開示請求をおこなったと発表した。その後、同サイトの管理者が利用していたサービスを提供する法人から発信者情報の任意開示がなされ、サイト管理者が特定。同管理者との協議の結果、当該サイトの閉鎖、謝罪文の掲載および解決金の支払いをもって和解が成立したことが報告された(関連記事)。
これを受けて、『FF14』の別のまとめサイトである「馬鳥速報」がサイトを更新停止・休止すると表明している。更新停止にあたり、「インターネット上で情報を発信する責任の重さを改めて考え、自分なりに区切りをつけることにいたしました。ご迷惑をおかけしたFF14開発・運営スタッフの皆様、本当に申し訳ございません。」と綴られている。
ちなみに「馬鳥速報」では記事にコメント欄が設けられているが、声明の中では誹謗中傷コメントへの対応としてIPアドレスでBANをおこなっても、スマートフォンユーザーはIPアドレスを変えて再度書き込むため対処が難しかったことなどが綴られている。また「ネトゲ速報」の閉鎖により同サイトの読者が流入した可能性があり、コメントの対応・削除がさらに困難になっているとのこと。全記事のコメント欄は数日後に書き込み不可にするそうだ。
なおスクウェア・エニックスは2025年1月にホームページ上で「カスタマーハラスメントに対する対応方針」を表明。先述した「ネトゲ速報」の情報開示請求や協議についても、そうした方針の一環として対応が行われたようだ。さらに、今後も特定の個人を攻撃する行為や、役職員等の安全・精神的な平穏を脅かすハラスメント行為に対しては法的措置を含む厳正な対処を継続するとも伝えられていた。今回の「馬鳥速報」の更新停止・休止においてはそうしたスクウェア・エニックスの発表を受けて、今後の運営方針を改めて検討した結果と説明されている。
昨今では、SNS上の書き込みや動画を発端としてユーザー間で特定のゲームのスタッフへの誹謗中傷が過熱する傾向もみられ、業界の各社がカスタマーハラスメントに毅然と対応する姿勢を示している。「ネトゲ速報」の例もあくまで和解とはいえ「サイトの閉鎖、謝罪文の掲載および解決金の支払い」という厳しい対応といえる。ハラスメントにつながりうる情報発信の抑止という点でも、一定の効果が見込まれる事例となりそうだ。
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