『パラサイト・イヴ』の影響受けるバイオホラーRPG『パラサイト・ミュータント』無料デモ版配信開始。「リアルタイムとターン制融合」の緊迫戦闘をひと足早く

IceSitruunaは1月7日、近未来SFホラーRPG『Parasite Mutant(パラサイト・ミュータント)』のデモ版をPC(Steam)向けに配信開始した。

スタジオIceSitruunaは1月7日、近未来SFホラーRPG『Parasite Mutant(パラサイト・ミュータント)』のデモ版をPC(Steam)向けに配信開始した。本作は2025年9月に発表されており、今回のデモ版は、ゲームの中身を初めてプレイヤーが触れられる機会となる。ゲーム内は日本語表示に対応している。

『Parasite Mutant』は近未来を舞台とする、バイオホラーRPGと銘打たれた作品だ。主人公は霊能改造を受けた戦士ノヴァ。彼女は巨大企業の命令を受け、封鎖され廃墟と化した島へと派遣される。その島では、何らかの感染によって変異した存在が蔓延しており、プレイヤーは探索と戦闘を通じて島に隠された謎へと迫っていく。

本作はいわゆる演出重視のホラー作品というより、探索と戦闘にともなう緊張感を軸に据えたRPGとして設計されている。その成り立ちには1990年代後半のRPG作品からの影響が色濃く、とくにスクウェア(現スクウェア・エニックス)が1998年に発売したRPG『パラサイト・イヴ』に着想を得ていることが明かされている。ホラー的な題材を軸に据えつつも、プレイヤーの判断や成長が問われるRPG的な手触りを重視した作りとなっている。

そうした設計思想をもっとも分かりやすく体現しているのが戦闘システムだ。『Parasite Mutant』では、ATC(Active Time Chains)と呼ばれる戦闘方式が採用されている。これはリアルタイム制とターン制を融合させたもので、時間経過によって溜まるタイムゲージを使い、行動を選択していく仕組みとなっている。ゲージは最大3段階まで蓄積でき、どのタイミングで攻撃やスキルを使うかが重要になる。また、戦闘中はキャラクターを移動させて敵の攻撃をかわすこともでき、位置取りや回避の判断がそのまま生存率に直結する。

くわえて、武器改造やキャラクター育成、クリア後に能力を引き継げる周回要素など、RPGらしい成長要素も備えている。ビジュアル面では、トゥーンレンダリングを用いた3D表現をベースに、レトロ風やブラウン管風のフィルターを切り替えられる仕様となっており、90年代末から2000年代初頭を思わせる雰囲気を現代的に再構成している点も特徴だ。

今回配信されたデモ版では、そうした本作の持ち味を序盤から確認できる内容が収録されている。デモ版には、基本操作や戦闘システムを学べるチュートリアルが用意されており、その後、序章にあたる第1章相当の内容をプレイ可能だ。探索できる範囲はゲーム全体の約5〜7%とされており、想定プレイ時間はおよそ45分。一部の機能はデモ版ではまだ有効化されていないものの、戦闘の手触りや探索のテンポ、RPGとしての設計方針を把握するには十分な構成となっている。

本作を手がけるのは、インディースタジオのIceSitruunaだ。同スタジオは、アニメスタイルのメトロイドヴァニア作品『フロンティアハンター ~エルザの運命の輪~』を2024年7月にリリースしており、同作はSteamユーザーレビュー1729件中約82%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。RPG的な育成システムや多数の武器切り替え、装備構築といった要素を軸に、操作感や戦闘時のフィードバックを重視した設計が採用されていた。そうしたアクション性と成長要素を磨いてきたスタジオの経験が、『Parasite Mutant』でどのような形に結実するのか、製品版に向けた展開にも注目が集まる。

『Parasite Mutant』のデモ版は、PC(Steam)向けに現在配信中。製品版はPC(Steam)/PS5向けに発売予定で、発売時期は未定。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Junya Shimizu
Junya Shimizu

ローグライクが大好きです。映画や海外ドラマも好きなので、常に時間に追われています。

記事本文: 28