AUTOMATONで2025年「記事がいっぱい読まれたゲーム」ベスト20。大作や“訴訟”ニュース、やたら読まれた期待の街オープンワールドゲームまで

本稿では、2025年のAUTOMATONにおいて、記事の「平均閲覧数」が特に高かった20作品をランキング形式で紹介する。

2025年も多くのゲームが話題となった。大作から、彗星のごとく登場してゲーマーを驚かせた新作、良くも悪くも人々の目を離さない作品まで、日々ニュースは絶えない。そうした流れの中で、記事が多く読まれたゲームは、それだけ関心が集まった題材だったともいえる。

そこで本稿では、2025年のAUTOMATONにおいて、記事の「平均閲覧数」が特に高かった20作品をランキング形式で紹介する。平均閲覧数であれば、トピックを問わず作品自体の注目度が高いことを物語っているだろう。リリース前の新作から根強い人気作まで多様なタイトルが名を連ねており、必ずしも売り上げの規模だけが順位を左右するわけではない。なお集計の都合上、11月末日までの記事が対象となっているため留意されたい。


1位:『モンスターハンターワイルズ』

1位に輝いたのは、ハンティングアクションRPG『モンスターハンターワイルズ』だった。『モンスターハンター』シリーズ最新作として、リアルタイムに状況が変化していくフィールドや、狙った個所に攻撃する新アクション「集中モード」など新要素を多数盛り込み、シリーズの新たな地平を示した。

本作は記事数の多さに加え、1本あたりの閲覧数も多い。とりわけ2月の発売日前後は記事を問わず閲覧されし、平均だけでなく合計閲覧数でも首位となっている。発売からわずか1か月で販売本数1000万本を突破したのもうなずける、桁違いの関心の高さであった。なかでも読まれたのは、新スキル「鎖刃刺撃」の実際の効果内容を扱った記事など、実際に遊んでいるユーザーが気にする「仕様の細部」に踏み込む内容だったようだ(関連記事)。

一方、その後はSteam版の動作不安定やエンドコンテンツ不足などを理由に不満が噴出。Steam版ユーザーレビューが一時「圧倒的に不評」へ落ち込み、想定を下回るリピート販売が報じられたことを受けてか発売元カプコンの株価が急落するなどネガティブな話題も目立った(関連記事1関連記事2)。期待が大きいぶん、評価の揺れもまた強く注目された格好だ。

なお本作は先日、タイトルアップデート第4弾が配信されたばかりである。最終アップデートやSteam版の動作改善を含む更新も来年予定されており、直近のSteamユーザーレビューが「賛否両論」まで回復している状況を踏まえると、今後どこまで持ち直すかも引き続き注目点となるだろう。


2位:『NTE: Neverness to Everness

2位となったのは、基本プレイ無料の“街”オープンワールドRPG『NTE: Neverness to Everness』だ。異象(アノマリー)と人間が共存する大都市ヘテロシティを舞台に、“免許証なし”の異象ハンターであるプレイヤーがさまざまな依頼を解決していく。没入感のある都市では、自由度高く生活を営むような遊びも用意される。2024年7月の発表以降、アニメ調のグラフィックと巨大都市での多彩なアクティビティが関心を集めてきた作品である。

特筆すべきは、1本ごとの読まれ方だ。今年掲載されたのはニュース記事のほか特集記事が約10本ながら、いずれも閲覧数が多い。特集記事ではゲーム内容を複数回に分けて紹介しており、スクーターでのツーリングやカーレースを紹介した回(関連記事)、カフェ経営のミニゲームを紹介した回(関連記事)などがよく読まれている。断片的な公式情報だけでは見えにくい本作の具体像に、読者の関心が向いていたことがうかがえる。

本作はPS5/PC/モバイル対応と間口が広く、基本プレイ無料で幅広いユーザーへ届きうる一方、現状はベータテスト段階で気軽に触りにくい。その“もどかしさ”が、かえって注目度を押し上げた可能性もある。いずれにせよ、並みいる大作を抑えての上位入りとなった。なお本作では第2回クローズドβテストも実施予定で、抽選受付が開始されている(関連記事)。


3位:『Pokémon LEGENDS Z-A

3位には『Pokémon LEGENDS Z-A』が入った。『ポケットモンスター』シリーズ最新作であり、『Pokémon LEGENDS アルセウス』の流れを汲むアクションRPGである。『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティを舞台に、プレイヤーは自警団としてさまざまな出来事や事件へ挑む。

幅広い層に支持される『ポケモン』らしく、扱われた話題も多彩だった。頼れる、あるいは手ごわいポケモン、特徴的なNPC、ビジュアル品質をめぐる議論など、ゲーム内外の情報が幅広く読まれている。今年の話題の中心となったNintendo Switch 2向けに同時発売となったことも、勢いを後押ししたようだ。

なかでもよく読まれたのは、実時間で6分プレイヤーを拘束するNPCを取り上げた記事(関連記事)や、特定の場所から見える「謎の青い光」に関する記事(関連記事)である。『ポケモン』シリーズは初期の作品を中心に、癖の強いNPCや謎めいた演出、それに端を発する都市伝説がたびたび語られてきた。令和の最新作でも同種のトピックが関心を集めるのは興味深い。ミアレシティが舞台という点も含め、子ども時代にシリーズを楽しんだ層が懐かしさとともに周辺の話題まで味わっているのかもしれない。


4位:『原神

オープンワールドアクションRPG『原神』は4位となった。アップデート情報に加え、ガチャ関連の表記やマーケティングをめぐって米国で約30億円の罰金が命じられた件など、ガチャ仕様に関する記事も複数読まれている(関連記事)。その後、ピックアップキャラ獲得までにかかる推定費用が一部ユーザー向けに表示されるなど、仕様変更も行われた(関連記事)。


5位:『Minecraft

人気サンドボックスRPG『Minecraft』は5位を獲得した。安定して読まれたのは、ユーザーによるエクストリームな挑戦を扱った話題である。14年の歳月をかけて、マップの端にある“幻の地”へ到達したユーザーを取り上げた記事などがその典型だ(関連記事)。

加えて、チェストを自動整理する「銅ゴーレム」実装のように、いまなお続くアップデート関連もよく読まれている(関連記事)。ゲームそのものから周辺の出来事まで、幅広いユーザーベースを持つタイトルらしい結果といえる。


6位:『マリオカート ワールド

6位は『マリオカート ワールド』だ。Nintendo Switch 2のローンチタイトル、かつ『マリオカート』シリーズ最新作として、本体と並んで高い関心を集めた。

本作はおなじみのマリオシリーズキャラクターに加え、「ウシ」や「ゆきだるま」といったモブキャラまでレーサーとして選べる点が特徴のひとつだ。見た目のインパクトも相まって、ウシの「鼻輪」に抗議する動物愛護団体や、紹介映像で見られたペンギンの落下シーンをめぐる記事がよく読まれた(関連記事1関連記事2)。


7位:『SILENT HILL f

シリーズで初めて日本が舞台となった『SILENT HILL f』は7位に入った。発売後には主人公役の加藤小夏さんによる実況プレイも話題になった一方、弊誌では発売前を中心に「レーティング」を軸とするニュースが平均閲覧数を押し上げた。オーストラリアでレーティングを取得できず販売禁止となった話題や、日本国内でシリーズ初の「CERO: Z」となった点など、内容の凄惨さを想起させる情報が期待とともに読まれた(関連記事1関連記事2)。

なおオーストラリアでのレーティングはのちに撤回され、規制のないMA15+(15歳以上向け)へ改定されている(Australian Classification Board)。


8位:『League of Legends

人気MOBA『League of Legends』は8位となった。WASD移動導入やスキン入手条件に関するニュースのほか、プレイヤーのユニークな体験談など、巨大コミュニティを抱える同作らしい題材がたびたび読まれている。

なかでも強い反響を呼んだのが、事故で視力を大きく失いながらも独自の“技”を編み出してマスターランクへ復帰したNo Arm Whatley氏の記事だ(関連記事)。ちなみに同氏が最近Redditでコメントしたところによれば、残念ながら視力はまだ回復していないという。しかし現在もマスターランクを維持しており、変わらぬ強さを見せている(OP.GG)。


9位:『Palworld / パルワールド

ポケットペアのモンスター収集サバイバルクラフト『Palworld / パルワールド』は9位に入った。『テラリア』コラボに代表されるアップデート(関連記事)のほか、『ぱる♡わーるど! ~もう友達(パル)じゃいられない~』といったスピンオフ・他機種版の発表など、意外性のある展開も続いた(関連記事)。9月に2026年の正式リリースが決定するなど、明るいニュースも多い。

一方、昨年任天堂および株式会社ポケモンがポケットペアを相手取り提起した特許訴訟をめぐる動きも、引き続き注目を集めた(関連記事)。訴訟の行方は関連トピックとあわせて来年以降も注目されそうだ。


10位:『アサシン クリード シャドウズ

オープンワールドアクションRPG『アサシン クリード シャドウズ』は10位となった。「進撃の巨人」との異色コラボも関心を集めたが、主要な話題は、いわゆる「弥助問題」。主人公の一人・弥助を侍として描いた点をはじめ、時代考証の精度、無断利用疑惑などをめぐって議論が広がり、昨年にはUbisoftが謝罪する事態にも至った。

今年3月の発売後も、「神社の棚」が破壊不可になるアップデートの実施など、時代考証に関連するニュースが広く読まれた(関連記事)。この問題が影響してシリーズ新作が開発中止になったという従業員証言も海外メディアに報じられており、「弥助問題」の余波があった可能性もうかがえる(関連記事)。


11位:『ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)』

高評価和風オープンワールドアクションの続編『ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)』は11位にランクイン。本作は発売前の開発者インタビューから発売後のアップデート情報まで、期待と好評を反映したような話題が読まれた。寄り道ばかりでゲームが進まないという“嬉しい悲鳴”を扱った記事や、別の意味で悲鳴が続出したサブクエストの強敵に関する話題などが、特に閲覧数を集めている(関連記事1関連記事2)。


12位:『エルデンリング ナイトレイン』

『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクション『エルデンリング ナイトレイン』は12位となった。3人協力プレイやバトルロイヤル的要素の導入といった大胆な路線変更が関心を呼び、関連記事は『モンスターハンターワイルズ』に次ぐ総閲覧回数を記録した。攻略Tipsやキャラ解放に必要な強敵を扱ったものなど、高難易度の中を手探りで進むフロム・ソフトウェア作品らしい話題が注目と共感を集めた(関連記事1関連記事2)。


13位:『グランド・セフト・オートVI(GTA6)』

世界的な人気を誇るオープンワールドクライムアクション最新作『グランド・セフト・オートVI』は、発売前ながら13位に食い込んだ。その影響力は今年も衰えず、5月公開の第2弾トレイラーがすべてPS5実機映像だと報じた記事や、約1兆5000億円という桁違いの収益予想を扱った記事などがよく読まれた(関連記事1関連記事2)。

とりわけ多かったのは、発売日をめぐる話題だ。本作はもともと2025年秋発売予定とされていたが、今年に入っても正確な日程は示されなかった。そのため、特に2〜3月にかけて「発売日を被らせたくない」ゲーム会社を中心に疑心暗鬼が広がり、あえて同日発売を宣言するパブリッシャーが現れるなど、混乱した空気も報じられていた(関連記事)。

そうした中、5月には発売日が2026年5月、さらに11月には2026年11月への再延期が発表され、「完璧」を目指すという超大作の動きに業界全体が振り回される1年となった。ゲーマーの期待と、パブリッシャーの畏敬の念を同時に集める『GTA6』の一挙手一投足は、来年も注視されるだろう。


14位:『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』

ポケモンカードゲームのスマホ向け作品『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』は14位だ。2024年10月のリリースから間もない今年初頭を中心に、新拡張パックやトレードなどアップデート情報がよく読まれた。

7月には、ホウオウexおよびルギアexのイマーシブカードイラストで、担当イラストレーターへ誤った資料を提供していたことが判明し、一時は当該カードのイラスト部分が空白表示となった点も話題となった。なお、イラストについてはのちのアップデートで修正されている(関連記事)。


15位:『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』

有名オープンワールドRPGのリマスター版『The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered』は15位に。4月に突如発表され、そのまま発売されたことが関心を集めた。中身はそのままにグラフィックや一部要素を現代的にアップデートした、リマスターとリメイクの中間ともいえる制作手法(関連記事)や、『The Elder Scrolls V: Skyrim』内に『Oblivion』を再現する非公式Mod「Skyblivion」制作チームとの心温まるやりとりなども話題となっている(関連記事)。


16位:『Stellar Blade』

SHIFT UPが手がけるSFアクション『Stellar Blade』は16位となった。PS5版は2024年発売ながら、2025年6月にPC版が登場すると、すぐさま販売本数100万本突破が報じられ再び関心を集めた(関連記事)。

また、SHIFT UPのCEOキム・ヒョンテ氏がPC版におけるアダルトModを制限しないと明言した記事が、本作において今年もっとも読まれた記事となっている(関連記事)。セクシーなキャラクターデザインも持ち味である“本作らしい”読まれ方だったといえるだろう。


17位:『サイバーパンク2077』

言わずと知れたオープンワールドアクションRPG『サイバーパンク2077』は17位に入った。続編の断片的な情報や、自動運転などを実装したアップデート2.3も読まれつつ、中心的な話題となったのはNintendo Switch 2版だ。特にパッケージ版のゲームカードが、後からデータをダウンロードするキーカード方式ではなく、64GBカードにデータを詰め込んだ「プラグアンドプレイ(挿せばすぐ遊べる)」設計である点が注目された(関連記事)。

7月には新たなアニメ化作品「サイバーパンク: エッジランナーズ2」も発表されるなど、発売から5年以上が経っても話題性は高いままだ(関連記事)。


18位:『R.E.P.O.』

協力ホラーゲーム『R.E.P.O.』は18位となった。本作は今年2月に早期アクセスが開始され、3月にはSteamの最大同時接続者数が27万人を突破。一躍人気ホラー作品の仲間入りを果たしている(関連記事)。

配信向きのインパクトがある敵キャラクター群や、ハイペースで実施されるアップデートが好評で、12月現在も次期アップデート情報が積極的に公開されている(関連記事)。リリース後、一夜にしてスタジオの倒産危機を救ったという本作の快進撃が、この先も続くか注目したい。


19位:『Elin』

名作フリーゲーム『Elona』の後継作『Elin』は19位にランクインした。昨年11月の早期アクセス開始から変わらぬ人気を保っており、“なんでもできる”と評された『Elona』を手がけたnoa(Lafrontier)氏らしい独創的なアップデートが話題となっている。

「ゴミ箱が産卵」する調整(関連記事)や、“演奏できるパンティー”実装(関連記事)など見出しだけで気になる追加要素が並ぶ中、もっとも読まれたのは「地面が1マスしかない」状態で始まる「ワンブロック」モード追加の記事だった(関連記事)。今後も奇妙で魅力的な更新が続くとみられ、引き続き目が離せない。


20位:『Escape from Tarkov』

20位は、ハードコア脱出シューター『Escape from Tarkov』だ。「タルコフライク」と呼ばれる作品群が人気を集める中、始祖である本作が高い注目度を見せた。最大の要因は、11月の正式リリースだろう。2016年末のクローズドアルファから約9年に及ぶ早期アクセスを経てついに発売となり、本当にTarkovを「脱出」できるエンディング追加なども話題となった(関連記事)。

ただしリリース後は、不安定なサーバーやマッチング時間の長さなどを理由に不評が殺到し、Steamユーザーレビューが一時「やや不評」となる場面もあった(関連記事)。その後の改善もあり、本稿執筆時点では約3万6000件中45%が好評の「賛否両論」まで持ち直している。とはいえ『ARC Raiders』など強力なライバルも登場しており、マルチプレイ作品の激戦は続きそうだ。

以上が、2025年における記事の平均閲覧数ベスト20である。今年発売の話題作から根強い人気作、賛否が分かれたタイトルまで、ゲーム業界のトピックの幅広さがにじむラインナップとなった。『Clair Obscur: Expedition 33』や『ARC Raiders』など、今年高い評価や人気を得ながらもランクインしなかったタイトルがある点は、あくまで本ランキングが作品そのものの評価ではなく、弊誌のトピックの取り上げ方や、ニュースとしての読まれ方を反映した指標であることには留意してほしい。作品の良し悪しというより「ニュースとして読まれやすい局面がどれだけあったか」の差が表れた結果と見るべきだろう。

2026年も、超大作の動向や運営方針、そしてコミュニティが生む突発的なトピックまで、ゲームの話題は多方面へ広がっていくはずだ。本稿が、ゲームの読まれ方、注目度という別の角度から2025年を振り返る手がかりになれば幸いである。

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