嵯峨空哉氏、ゲーム脚本からの引退を表明。高橋哲哉氏の妻で『ゼノギアス』『ゼノサーガ1』などの脚本やアートに携わった人物

家族が同氏のサポートを必要としているためであるという。

脚本家・イラストレーターの嵯峨空哉氏は自身の公式サイトにて、ゲーム脚本からの引退の意向を表明した。家族が同氏のサポートを必要としているためであるという。

嵯峨空哉氏は元スクウェア出身のゲームクリエイターだ。スクウェア時代には田中香の名義で、イラストレーターとしてキャリアを始め、のちに『ファイナルファンタジーVI』のフィガロ兄弟にまつわる部分の脚本の執筆など、さまざまな作品の開発に参加。また、『ゼノギアス』や『ゼノサーガ エピソードI 力への意志』などの作品で共同脚本を務めた。『ソーマブリンガー』のシナリオも担当。

前述したようにイラストレーターとしてのキャリアをもっており、近年は『ゼノブレイド2』にて、レアブレイドのキャラクターデザインにも参加。イラスト制作にてゲーム以外の領域でも活躍を見せていた。また嵯峨氏の夫はモノリスソフト取締役であり『ゼノブレイド』シリーズの監督を務める高橋哲哉氏であり、キャリアの中でたびたび共同制作をしてきた。

そんな嵯峨氏が自身の公式サイトにて、ゲームの脚本執筆からの引退の意向を表明した。発表は英語でおこなわれ、引退の理由については「家庭の事情(family circumstances)」と説明されている。また発表では、引退に際した同氏の近況が語られている。

発表によると、嵯峨氏は5年間祖母を介護していたが、2024年末ごろに亡くなられたという。そして同氏の家族の一人が10年間困難な時期を過ごしており、同氏のサポートを必要としている状況にあるとのこと。嵯峨氏は執筆の際は没頭する傾向にあり、「まだ書くべきではない(I ought not to write yet)」と感じているのだそうだ。また発表では、『ゼノブレイド』シリーズの脚本は高橋哲哉氏を中心とする体制で広く人気を得ており、「自分が台無しにするべきではないと思う(I don’t think I should ruin it.)」とする同氏の心境もつづられている。なお、嵯峨氏本人の健康は良好であるとのことだ。

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Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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