老舗ゲーム会社ナツメアタリがなんと社名を完全刷新へ、その名も「Winning Entertainment Group」。中東への事業拡大を掲げる中で

ナツメアタリは12月25日、社名をWinning Entertainment Groupに変更すると発表した。新社名は2026年1月1日より適用される。

ナツメアタリは12月25日、社名をWinning Entertainment Groupに変更すると発表した。新社名は2026年1月1日より適用される。変更は名前のみとなり、所在地などその他の変更はない。

ナツメアタリは大阪に本社を置くゲーム会社だ。1987年に創業されたナツメが母体となっており、パチンコなどの遊技機を手がけるアタリと2013年に合併。現在の社名になっていた。アクションゲームを中心にこれまで数多くの作品を制作しており、近年の代表作としては『奇々怪界 黒マントの謎』『百英雄伝 Rising』『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』などを手がけている。

『闇の仕事人KAGE Shadow of The Ninja』

そんなナツメアタリが、2026年1月1日より社名をWinning Entertainment Groupに変更すると発表した。社名変更の理由は、近年同社の活動範囲が海外に広がりを見せているためとのこと。グローバルエンタテインメント企業として新たな一歩を踏み出すために、心機一転してナツメ・アタリの冠を外した新たな社名にすることにしたという。

ナツメアタリは2025年3月に、バーレーン王立の労働ファンド「タムキーン」とパートナーシップを締結したことを発表。同国より若手ゲーム開発者を受け入れ、大阪・関西万博2025のバーレーン館の展示用としてモバイルゲーム『Ship of Time』を制作するなど、海外との連携を強化している。こうしたバーレーンとの協業成功を受けて、今後は中東地域へ事業拡大する計画とも発表されており、今回の社名変更もそうした海外戦略の一環なのだろう。

『奇々怪界 黒マントの謎』

同社はナツメ時代から数えると40年近くのゲーム開発歴を有しており、国内でも老舗に分類されるゲーム会社だ。そんな歴史あるナツメの名前を社名からなくすのは、思い切った決断ともいえる。経験豊富なナツメアタリが、新社名Winning Entertainment Groupのもとで今後どのような展開を見せるのか。同社のさらなる動向も注目される。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

記事本文: 622