オカルト探索運営型RPG『新月同行』、リリースから“4か月”で事実上のサービス終了宣告。中国版のストックコンテンツは出すけれど

『新月同行』は、仲間と共にオカルト事件を追って都市で発生する異常と対峙していく、オカルト探索&ターン制ストラテジーRPGである。

パブリッシャーのGarenaおよび開発スタジオFirewick Networkは12月15日、『新月同行』日本版の今後の方針を公開した。同作では、先行して配信中の中国版が更新停止決定。プロジェクト全体として開発が停止となるものの、日本版では中国版のコンテンツが最終バージョンまで順次配信されるそうだ。事実上サービス終了が決定となったわけだ。

『新月同行』は、仲間と共にオカルト事件を追って都市で発生する異常と対峙していく、オカルト探索&ターン制ストラテジーRPGである。本作の舞台となる大都市では、表面上平穏を保っていたものの、いたるところで不可解な現象が発生しはじめていた。人知を超えた「超実体」が活発化し、さらにそれらを収容する「超管局」が動き始めていたのだ。本作の主人公は、記憶喪失になった超管局の隊長である。

プレイヤーは隊長の視点から、異常災害がもたらす超実体と対峙。仲間と共にオカルト事件と失われた記憶を追い、隠された世界の真実にも迫っていく。現実と異世界が交錯する神秘的な物語が繰り広げられる。ゲームプレイでは、プレイヤーは超管局の特殊部隊を編成。ターン制のバトルで敵と戦いながら、探索を進めていく。超実体にまつわる事件が描かれるストーリーや、いわゆるガチャ要素なども用意されている。

本作は2024年10月に中国版がリリース。累計ダウンロード数は、500万ダウンロードを突破していたのだという。また日本版は2025年4月に正式発表され、8月に正式サービスが開始。その後、アップデートによるメインストーリーの追加などをおこないながら、4か月間運営されてきた。そんな中、今回中国版の更新停止が決定。あわせて日本版も更新停止となる見込み。。

日本版の公式X(旧Twitter)アカウントによると、まずプロジェククト全体としては、開発が停止になるという。しかし日本版は予定されていたスケジュールどおり、バージョンアップおよびメンテナンスが実施。中国で配信されているコンテンツが、最終バージョンまで順次配信される。日本版『新月同行』でも、物語が最後まで体験できるそうだ。現在発表されている更新スケジュールによると、12月30日に「血繭時轍」が配信予定。発表されている情報としては、2026年5月28日より6月24日の期間となる「鍍金贋造」が最後のバージョンとなっている。後続バージョンの詳細やイベントについては、更新前に順次発表されるそうだ。

新月同行』日本版は、iOS/Android向けに配信中。少なくとも2026年5月までは更新予定となっている。

この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 3145