『ウマ娘』英語ファンに「Umazing」旋風吹き荒れる。The Game Awards授賞式でも飛び出した渾身の“ウマい”ダジャレ
『ウマ娘 プリティーダービー』がThe Game Awards 2025のベストモバイルゲーム部門を受賞し、SNS上は「Umazing」の言葉で溢れている。

Cygamesは12月12日、『ウマ娘 プリティーダービー』の英語版アカウントで、同ゲームがThe Game Awards 2025のベストモバイルゲーム部門を受賞したことを報告した。同ポストには多くの祝福のコメントが寄せられているほか、SNS上は「Umazing」の言葉で溢れている様子だ。
『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)は、実在する競走馬たちの名前や魂を受け継いだウマ娘たちの物語を描くクロスメディアコンテンツである。ゲームでは、プレイヤーはウマ娘を育成するトレーナーとなり、トゥインクル・シリーズと呼ばれる約3年間の競争生活をともに歩むことになる。

本作は、2021年2月24日に日本国内でiOS/Android向けにリリースされた。それ以降、韓国・台湾・香港・マカオ・中国本土と、順次グローバルな展開を続けてきた。2025年6月には英語版が満を持して公開され、北米・ヨーロッパ向けには実に4年越しのリリースとなった。
英語版『ウマ娘』はリリース直後からSteam同時接続プレイヤー数が2万5000人を超えるほどの人気を集め、ピーク時には最大8万7000人のプレイヤー数を記録している。その後ブームはやや落ち着きを見せているものの、本稿執筆時点でもピーク時間帯に1万5000〜2万4000人程度のプレイヤー数を記録しており、多くのプレイヤーが定着していることがうかがえる(SteamDB)。
そんな人気ぶりを受け、本作はThe Game Awards 2025のベストモバイルゲーム部門を受賞した。トロフィーを受け取ったCygames Americaの代表取締役である大久保元博氏は、受賞セレモニーで次のように語った。
「It is a tremendous honor to receive this “Umazing” award. This was only possible with the support of fans. I deeply appreciate all the veterans out there. To the people who are not familiar with Cygames, we are dedicated to being the best entertainment. We will promise you more wild content coming, so stay tuned. Thank you so much.」
(筆者訳:このようなウマい賞をいただき、大変光栄です。これはひとえにファンの皆様のサポートがあってのことです。心より熟練トレーナーの皆様に感謝いたします。サイゲームスのことをよく知らない方もいらっしゃることでしょう。我々は最高のエンターテイメントを提供することに尽力しております。これからもさらにおもしろいコンテンツをお届けすることをお約束します。どうぞお楽しみに。本当にありがとうございます)
このなかの「Umazing」とは、「Amazing(すばらしい)」と「Uma」による造語である。日本語版の『ウマ娘』でも、ウマッターやウマトックといったゲーム内のSNSで「いいね!」の如く「ウマいね!」が人気の指標となっている。「Umazing」は「ウマいね!」の英語版として、ファンの間で盛んに使われてきた。
そんな「Umazing」を受賞セレモニーというフォーマルな場で大久保氏が発したことで、海外を中心に「Umazing」旋風が吹いているかたちだ。先述の受賞を報告するポストや、The Game Awards公式アカウントのポストへの反応のみならず、SNS上は「Umazing」で溢れ、お祝いムードに湧いている。
ちなみにCygamesは11月1日にアメリカ合衆国で開催されたG1レース「ブリーダーズカップスプリント」のスポンサーとなっているほか、つい先日の12月9日にも、GIレース「アメリカンオークス」のメインスポンサーに就任したことを発表するなど、海外競馬との関係を深めている。今後ゲーム内に海外競馬をモチーフとした要素がどれだけ登場するかは未知数ながら、海外人気が続いていくことが予想される。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、PC(Steam/DMM GAMES)/iOS/Android向けに配信中だ。
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