原始生活“奇ゲー”『太陽のしっぽ』と海洋探索シム『アクアノートの休日』、まさかの令和に復刻へ。老舗アートディンクのゲーム復刻プロジェクト始動

アートディンクの過去作品の移植・復刻プロジェクト「ARTDINK GAME LOG」が発表された。

株式会社アートディンクは11月12日、同社の過去作品の移植・復刻プロジェクト「ARTDINK GAME LOG」を発表。第1弾として『ARTDINK GAME LOG:太陽のしっぽ』をNintendo Switch/PC(Steam)向けに12月16日に発売することを告知した。価格は税込2420円。

アートディンクは1986年に設立された老舗のゲーム会社だ。『A列車で行こう』シリーズや『THE ATLAS』および『Neo ATLAS』シリーズ、『カルネージハート』シリーズなどを世に送り出してきた。近年では『トライアングルストラテジー』『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』や『SDガンダム バトルアライアンス』など、受託開発を担当していることでも知られる。

今回、そんなアートディンクがこれまでに手がけてきたゲームタイトルを、現代のゲームハードに移植・復刻するプロジェクト「ARTDINK GAME LOG」が発表された。あわせて同プロジェクトの第1弾として『太陽のしっぽ』が、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに12月16日に配信されるという。

『太陽のしっぽ』は、1994年にPS向けに発売された原始生活3Dアクションゲームだ。プレイヤーは守護霊として原始人を操作し、野生生活を送りながらマンモスの牙を積み上げて太陽まで届く塔を作ることを目指す。

ただしマンモスは強敵であり、打ち勝つためには鍛錬も必要。広大なフィールドを探索して木の実を見つけたり獣を狩ったりして食料を手に入れ、体を強化していくのだ。なお木の実がなぜか和菓子の形をしていたり、フィールド上に体の一部を模したようなオブジェがあったりといった奇抜な世界観のほか、前衛的なテクノミュージックが流れるといった不思議な作風も特徴だった。今回のプレスリリースではそんな本作が当時「世紀の奇ゲー」とも称されていたとアピールされている。

『ARTDINK GAME LOG:太陽のしっぽ』として復刻されるにあたって、現行プラットフォームにあわせて画面が鮮明になった「リマスターモード」を収録。当時の画面を再現する「クラシックモード」も用意され、好みのモードでプレイできるそうだ。このほか当時の説明書もゲーム内に収録されているとのこと。

奇抜なゲームも含め、さまざまな作品を展開してきたアートディンク。第1弾としてさっそく癖の強さで定評のある『太陽のしっぽ』が復刻されるかたちだ。あわせて第2弾として根強い人気のある海洋探索シム『アクアノートの休日』がNintendo Switch/PC(Steam)向けに2026年に配信されることも発表されている。こちらの続報にも注目したい。

ARTDINK GAME LOG:太陽のしっぽ』はNintendo Switch/PC(Steam)向けに12月16日に配信予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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