人気オープンワールドサバイバル『Enshrouded』新大型アプデで「ボクセル水」システム実装。世界が“動的シミュレート”される水で満たされ、新バイオームや釣りなどてんこ盛り
Keen Gamesは11月11日、『Enshrouded~霧の王国~』にて無料大型アップデート「Wake of the Water」を配信開始。「ボクセル水」が導入され、水中洞窟の探検や釣りなど新要素も大量に追加されている。

デベロッパーのKeen Gamesは11月11日、Steamで早期アクセス配信中の『Enshrouded~霧の王国~』に向けて第7弾となる無料大型アップデート「Wake of the Water」を配信開始した。本アプデでは動的にシミュレートされた「ボクセル水」が導入され、水中洞窟の探検や釣りが可能になる。そのほかさまざまな要素が追加されている。
本作は、フォトリアルな世界がボクセルで表現されたオープンワールド・サバイバルRPGだ。最大16人のマルチプレイに対応している。本作の舞台となるのは、謎の霧・シュラウドの発生によって崩壊してしまったファンタジー世界。プレイヤーは世界を自由に探索し、地形も自由に編集して拠点を建築。戦闘においては回避やパリィ、スキルやスペルを駆使して凶悪なボスを倒していく。今年の4月に総プレイヤー数が400万人を突破したことが報告されており、広く人気を集めている作品である。

そんな本作に向けて第7弾となる無料大型アップデート「Wake of the Water」が配信された。アプデの目玉として、動的にシミュレートされた「ボクセル水」が導入され、既存のバイオームに池や湖が発生。プレイヤーは基本アクションとして「泳ぐ」「潜る」ことができるようになり、酸素の残量を管理しながら水中を探索することが可能となる。特に新たなバイオーム「Veilwater Basin」には広大で深い湖が広がっており、水面下では特別な資源や宝箱が見つかるという。
また、「ボクセル水」は建築にも利用することが可能。地形を編集すれば水の流れを変えたり、必要に応じて水路や運河を作ったりすることができる。水の追加、除去、輸送するためのクラフトツールも導入され、水車を回転させて発電したり、庭やリビングに水を流したりといった個性的な建築も可能だ。水辺のアクティビティとして「釣り」も追加され、料理やクラフト素材、運がよければレアアイテムも入手できるという。


さらに、戦闘バランスも大幅に刷新された。まず新たな武器種として「両手大剣」が追加され、戦闘スタイルの幅が大きく拡張。既存のすべての装備品について性能と説明文の整合性が徹底的に調整され、武器については外見とファンタジー性が一致するよう再評価されている。また、体力回復バランスが見直され、これまでよりも回復アイテムやサポート装備の活用といった戦略性が必要となっている。なお、本作では難易度設定は自由に変更可能だ。
そのほか、陸上・水中の両方で脅威となるトカゲ型の敵勢力「Dark」の追加、宝箱のレアドロップ率アップ、レベル上限アップ、UIやQOLの改善など、膨大な要素が追加および変更されているため、詳細はパッチノートを参照されたい。
本作は2026年春に正式リリースが予定されており、正式リリース時にはコンソール版のリリースも予定されている(関連記事)。また、2025年内のロードマップも公開されており、今回のアップデートでは実装されなかった要素も複数紹介されている。正式リリースに向けて今後のアップデートも期待されるところだろう。
なお本作は正式リリース時には値上げも予定されている。アップデート記念として11月24日まで、定価の20%オフとなる税込2720円となっているため、気になる人は早めに購入しておくといいだろう。
『Enshrouded~霧の王国~』は、PC(Steam)向けに配信中。



