「短期記憶力」を試す地下アクションRPG『深層のチャロアイト』12月4日配信へ。4年間全部ひとりで開発した力作、罠だらけの周囲を“覚えて”切り抜ける
個人ゲーム開発者の三木よんた氏は11月11日、『深層のチャロアイト』を12月4日にリリースすると告知した。

個人ゲーム開発者の三木よんた氏は11月11日、『深層のチャロアイト』を12月4日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込580円。20%オフのリリースセールも実施予定となっている。
『深層のチャロアイト』は、小さな魔女がゴーレムと共に危険な地下探索に挑む、瞬間記憶アクションRPGだ。本作の世界のある国では、紫の瞳をもって生まれた女性は、10歳になる前に魔力をもつと言われていた。メインキャラクターのチャロアは、紫色の眼を持つ少女だ。彼女が10歳の誕生日を迎えた日、気がつくと危険な地下へやってきていた。チャロアの周囲には誰もおらず、なぜ地下にいるのか思い出せない。チャロアが記憶しているのは、「必ず最深部までたどり着く」ことだけだった。地下の探索中には、自分そっくりの少女や、自称トレジャーハンターの青年、チャロアに襲いかかる影などが登場。小さな魔女がゴーレムと共に挑む、たからものを見つけるための地下探索が繰り広げられる。


チャロアはゴーレムを操り、地下を探索していく。舞台となる地下空間には、敵や見えない罠などが存在しており、闇雲に動き回るとダメージを負ってしまう。そこで本作では、「ダウジング」を使用する。チャロアがダウジングを発動すると、周囲の地中の様子が瞬間的に可視化される。本作ではダウジングによって見えない地中の様子を把握。罠を見つけた場合には踏む前に壊したり、階段の埋まっている場所を攻撃して掘り起こしたりなど、周囲の状況を確認しながら地下を探索していくのだ。なおダウジングの発動にはリソースが必要となる。ダウジングの使用回数を減らすために、瞬間的に表示される地中の様子をしっかり記憶することも、攻略上重要になるのだろう。

また本作では、強大な敵を倒すとチャロアの記憶が回収でき、新たなスキルが獲得できる。スキルによって、アクションの幅が増えて探索が有利に進められるという。強化要素としては、探索中に見つかるカケラが装備可能。HP/攻撃力などのステータス強化や、ダウジングの時間延長といった補助効果などが得られるそうだ。本作ではダウジングに関するプレイヤーの記憶と少女の記憶で、地下を探索していくわけだ。なお公称プレイ時間は4時間程度。ストアページによると、複数のエンディングが用意されているそうだ。

本作は、個人ゲーム開発者の三木よんた氏が手がけている。同氏の過去作としては、スマートフォン向けに『おかしの姫とおばけのばぁ』を配信していたようだ。プレスリリースによると、本作『深層のチャロアイト』は同氏が4年間をかけて開発。ゲーム本体から主題歌、ショートアニメなど、すべて同氏が手がけてきたのだという。製品版のリリースに向けては、3月に公開された体験版からブラッシュアップを実施。自信を持って届けられるクオリティに仕上げられているそうだ。
『深層のチャロアイト』は、PC(Steam)向けに12月4日リリース予定だ。通常価格は税込580円。リリース時にはローンチセールが予定されており、20%オフの税込464円で購入できる。またSteamでは体験版も公開中となっている。

