『ポケモンレジェンズZ-A』にてバオッキーなど“久しぶりに登場したポケモン”がオンライン出禁扱いされる現象発生。そのままひっそり修正
『Pokémon LEGENDS Z-A』のオンラインバトルにて、いわゆるガンテツボールで捕まえた一部ポケモンが参加できなくなる現象が発生していたものの、ひっそりと修正されたようだ。

『Pokémon LEGENDS Z-A』のオンラインバトルにて、いわゆるガンテツボールで捕まえた一部ポケモンが参加できなくなるという不具合とみられる現象が報告されていた。“かなり久しぶりにゲーム内登場したポケモンたち”が該当しており、その不憫さからも話題になっていたものの、ひっそりと修正されたようだ。
本作は『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリーク。『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティが舞台となり、再開発の進む街に旅行で訪れた主人公はなりゆきで町の自警団「MZ(エムゼット)団」に加わり、街で起こるさまざまな出来事や事件に挑むこととなる。本作ではメガシンカシステムがふたたび登場するほか、戦闘では新たに移動型バトルが採用されていることも特徴だ。

本作のオンラインバトルにて、不具合によってかある条件下で参加不可能なポケモンが一部存在したことが話題となっていた。該当していたのはヤナップ・バオップ・ヒヤップ・ミネズミおよびその進化系。これらのポケモンを「スピードボール・フレンドボール・ルアーボール・レベルボール・ヘビーボール・ラブラブボール・ムーンボール」の、いわゆるガンテツボールで捕まえていた場合、オンラインバトルに参加不可能になったり、オンライン交換で選べなくなっていた。
謎の現象発生を受けて混乱が広がっていたが、ひっそりと修正された様子。筆者も検証したところ、本稿執筆時点ではレベルボールやルアーボール入りの該当ポケモンでもオンラインバトルに参加可能になっていた。


不具合がなぜ発生していたのかは不明ながら、該当のポケモンに共通していたのは“久しぶりの登場”である点だ。というのも上述したポケモンたちがコンソール向け作品に登場したのは、ゲーム中で捕獲可能な作品でいうと『ポケットモンスターX・Y』ぶり。「ポケモンバンク」によって輸送可能であった作品も含めると『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』ぶりとなる。実に約8年越しのゲーム内登場となる点で、発売前からそれぞれ注目を浴びていた。
現状では公式からの不具合報告はなく、なぜガンテツボール入りのヤナップ・バオップ・ヒヤップ・ミネズミおよびその進化系がオンラインバトルに参加できなくなっていたのかは不明。ただガンテツボールといえば登場作品が限られており、ヤナップ・バオップ・ヒヤップ・ミネズミおよびその進化系がガンテツボールで捕獲可能となったのは『Pokémon LEGENDS Z-A』が初めてだ。もしオンラインバトルへの参加可否の内部判定が「通常のプレイで再現可能な組み合わせかどうか」を基準としていた場合、『Pokémon LEGENDS Z-A』にて再現可能になった条件が反映されていなかった可能性があるだろう。
いずれにせよ、今回の“出禁”の理由はそれぞれ状況からの推測にすぎず、現在ではすでに不具合は修正済み。いわゆるオシャレボールとしてガンテツボールで該当のポケモンを捕まえていた場合でも、今後は安心してオンラインバトルで活躍させることができるだろう。
ちなみに参加不能になっていたうちバオッキーは2016年に実施された公式企画「ポケモン総選挙720」にて最下位である720位になってしまったポケモン。最下位決定を受け公式による“応援企画”としてプレゼントイベントが実施されるなど話題を呼び(ポケモンセンター スタッフボイス)、一部ファンからネットミーム的な愛され方もしてきた。今回は久しぶりの晴れ舞台となる『Pokémon LEGENDS Z-A』で不具合とみられる現象の巻き添えとなり、その不憫さからふたたびコミュニティで注目を浴びている様子だ。
『Pokémon LEGENDS Z-A』はNintendo Switch/Switch 2向けに販売中だ。




