動物発見スゴロク探検ゲーム『一橋動物記』8月1日リリースへ。傑作フリーゲーム『盗人講座』開発者が贈る、“コンプリート非推奨”動物詰め込みまくりゲーム
ゲーム開発者のwataru氏は7月28日、『一橋動物記』を8月1日にリリースすると告知した。動物が多数発見された島の最深部を目指す、探検アドベンチャーゲームである。

ゲーム開発者のwataru氏は7月28日、『一橋動物記』を8月1日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびブラウザ。同氏の公式サイトによれば、価格は580円になるそうだ。
『一橋動物記』は、探検隊を率いて本来いないはずの動物が多数発見された島の最深部を目指す、探検アドベンチャーゲームである。本作の世界では、太平洋上の絶海の孤島にて、そこにいるはずのない動物たちが次々に確認された。調査依頼を受けた動物学者の一橋教授は、探検隊を率いて同島へ出発。真相を確かめるべく、孤島の奥地へと向かう。野生動物あふれる島の探検や謎が、繰り広げられる。


絶海の孤島の探検は、すごろく風のゲームプレイによって展開される。プレイヤーは書かれた数字分だけ進む「数字カード」を使用して、マップ上を進行していく。すごろくマップ上にはスタミナ増加や動物発見チャンス、レアカード入手、スタミナ減少といったマスが存在している。たとえば動物発見チャンスのマスでは、新種の発見によるスキルポイントや、溜まるとメリットのある探検ポイントが入手可能。探検中はスタミナを行動ごとに消費し、尽きると探検が終わってしまうため、スタミナ関連のマスも需要になっている。本作では、止まったマスごとに起こるイベントも考慮しながら、カードを使って各ロケーションのゴールを目指していくわけだ。
また本作では、新マップへの到達や新種の発見数によって、ストーリーが解放される。26話のメインストーリーや、探検隊メンバーの過去を描くエキストラストーリー7話以外に、動物たちを発見した際には動物雑学イベントが展開。本作には、実在する野生動物が150種類以上登場するそうだ。

本作は、ゲーム開発者のwataru氏が手がけている。X(旧Twitter)アカウントによれば、同氏はゲーム会社で20年ほど企画業をしているという。過去作としては、2001年にほとんどのキャラクターからスリができる短編RPG『盗人講座』を公開。当時のコンテストで金賞を獲得するなど、ストーリーを中心にプレイヤーから高く評価されてきた。同氏の公式サイトによると、仕事がフルリモートになったことをきっかけとして、2021年頃20年ぶりに個人ゲームを制作。2021年に『盗人探偵』が公開されていた。
本作『一橋動物記』では、そんな同氏が大好きな動物をこれでもかと詰めこんだという。公式サイトによると魅力的な動物が多すぎたため、当初の予定から1.5倍ほどの動物を実装したとのこと。半分も発見すればストーリーは解放可能であり、すべての動物を発見するのは難しいため、コンプリートは非推奨であるようだ。また本作ではSteamにて体験版が公開中。基本的なゲームシステムや、10話までのメインストーリーなどがプレイ可能となっている。