不穏美少女・錬金工房経営シム『夜明けの笛吹き者』お披露目。人気作『ヨグ=ソトースの庭』開発元が贈る、謎めく物語スローライフ
2P Gamesは7月9日、錬金工房経営シム『夜明けの笛吹き者』のSteamストアページを公開した。

パブリッシャーの2P Gamesは7月9日、Bone Nailが手がける『夜明けの笛吹き者(黎明门前的吹笛人、The Piper Of Dawn)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。プレスリリースなどによると、日本語字幕にも対応するようだ。
『夜明けの笛吹き者』は、錬金工房を運営しながら住民や組織と交流していく、ストーリー重視の経営シミュレーションゲームである。本作の舞台は、ヨーロッパの風情を取り入れた世界。主人公は、「パラダイス」とも呼ばれるダイヤモンドシティへやってきた人物だ。賭けによって廃墟化した錬金工房を手に入れた主人公は、お店を開いて住民たちと交流。太陽酒場の双子星と呼ばれるアカネとナナや、獣耳の生えたグレーテルやジモリーといった個性豊かな少女たちとの出逢いや、神秘的な事件が繰り広げられる。

本作で主人公は、錬金工房を運営してお金を稼いでいく。錬金工房と共に手に入れた栽培園では、さまざまなモノが育てられる。最初は荒れ果てているものの、畑を耕して作物を植えると、農作物や貴重な錬金素材、不思議な生物が入手できるという。雑草や石を取り除いて生産設備を設置すると、より高価な商品への加工も可能になる。本作の錬金術は、素材の栽培からおこなうわけだ。
錬金工房では、生産した商品をお客様へ販売できる。工房の運営によってレベルが上がると、新しい棚や製造設備、高度な錬金レシピなども解放。お客様から特別な注文をこなすと、効率的に資金が溜められるという。また街の住人たちの依頼をおこなしていくと、住民たちとの信頼関係が深まり、個別のストーリーも展開されるそうだ。錬金術とお店の運営によって、住人たちとの交流が繰り広げられるのだろう。、


ただし平和そうなダイヤモンドシティには、たくさんの謎も隠されているという。プレスリリースによると、錬金術工房の前任者は屋根裏で亡くなっており、畑には謎の骨が埋められている。また町の外の森には、魔女も住んでいるという。本作にはシルバーキーや女神の信者「マザー」など、謎の組織も登場。組織からの信頼度によってパラダイスの未来と、主人公の運命が決まるそうだ。

本作は、Bone Nailが手がけている。過去作としては、『見習い死神シミュレーター』『Blood Flowers』などをリリース。公式に日本語対応予定のホテル経営シム+恋愛ADV『ヨグ=ソトースの庭』では(関連記事)、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー8792件中93%の好評を獲得。死神やドラゴンといった美少女キャラクターとのストーリーなどから、高く評価されてきた。
プレスリリースによると、本作では同じくシミュレーションゲームであった『ヨグ=ソトースの庭』から可愛いスタイルを引き継ぎつつ、バイエルン伝統のドレスやプロイセン軍服など、ヨーロッパの風情を考証して再現している。メインストーリー中では、『Blood Flowers』や『ヨグ=ソトースの庭』で残された隕石の謎を少しずつ解き明かされるという。これまでBone Nailが展開してきた作品群と、本作は何らかのつながりがあるのだろう。またストアページ上では、「仲間を選ぼう」などと表記されている。オーロラ・ルートヴィヒとウィッチに関しては、信仰によって得られる力が異なり、どちらか一方の力だけが得られるという。本作では信仰以外にも、何かを選ぶ要素が待ち受けているのかもしれない。
『夜明けの笛吹き者』は、PC(Steam)向けにリリース予定。日本語字幕にも対応予定となっている。