テキストアドベンチャー×デッキ構築型ローグライク『シャムブルズ』Steam配信開始。ポストアポカリプス世界を冒険する、重厚ストーリーのカードバトルゲーム

『シャムブルズ』はテキストアドベンチャーとデッキ構築型ローグライクが融合した作品だ。

パブリッシャーのGRAVITYは6月26日、『シャムブルズ: 終末の子孫たち (Shambles)』(以下、シャムブルズ)をSteam向けに配信した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)/iOS/Androidで、ゲーム内は日本語表示に対応している。

『シャムブルズ』はテキストアドベンチャーとデッキ構築型ローグライクが融合した作品だ。舞台となるのは大戦争が起き、文明が一度壊滅したポストアポカリプスの世界である。プレイヤーは地下で長年生き延びてきた人類の末裔として、500年ぶりに地上へ進出。未知の大陸を冒険していく。

ゲームプレイではまず探検ルートを選択し、発生するイベントを読み進めていくことになる。イベントでは主人公の能力や選択肢によって、ストーリーが分岐。世界の秘密を探したり、あるいは戦争に巻き込まれたりと、プレイヤーの選択次第で変化する物語が展開される。そうしてイベントをクリアすると、カードや装備を入手可能。いろいろな物語を体験しつつ、ビルドを強化していくのだ。

戦闘はターン制のカードゲームとして進行する。カードはさまざまなテーマが用意されており、それぞれのカードの効果は主人公の能力やスキル、装備などによって強化されていく。騎士や魔法使い、現代の軍人など、デッキテーマに合った戦闘スタイルを築き上げ、過酷な世界を生き抜いていくのだ。

本作を手がける EXLIXは韓国に拠点を置くゲームスタジオ。本作『シャムブルズ』はもともと韓国のモバイル市場向けに制作されたゲームで、韓国Google Playストアでは有料ゲームランキング2位を記録。韓国内で複数の賞を受賞するなど、高評価を得ている作品である。

その後グローバル展開が進められ、日本向けにも2025年3月にモバイル版がリリースされている。日本Google Playストアでは本稿執筆時点で347件のレビューが投稿されており、5点中4.0の平均評価を獲得。多くの選択肢を選びながら進んでいくゲームブック風のシナリオや、リプレイ性の高さなどを評価する声が寄せられている。

そうして今回、Steam向けにPC版がリリースされたかたちである。PC版はモバイル版をベースに調整がおこなわれており、ゲームバランスの調整や新難易度の追加を実施。またモバイル版で展開されていた7種のDLCの内容は、PC版では本体にまとめて収録されている。開発元は今後も追加コンテンツの配信を予定しており、新たな探索エリアの解放などをおこなっていく予定だそうだ。

シャムブルズ: 終末の子孫たち (Shambles)』はPC(Steam)/iOS/Android向けに配信中だ。PC版の定価は税込2300円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。またSteamでは現在リリース記念セールがおこなわれており、日本時間の7月11日まで定価の10%オフで購入可能だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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