多重人格少女取り調べ推理ゲーム『ソフィアは嘘と引き換えに』7月3日発売へ。「5つの人格」と対話しながら真実に迫る、フリーワード入力マルチエンドミステリー

MUTANおよびストーリーノートは4月13日、『ソフィアは嘘と引き換えに』を7月3日に発売すると告知した。多重人格者の少女を取り調べる対話型推理ADVゲームだ。

MUTANおよびストーリーノートは4月13日、『ソフィアは嘘と引き換えに』を7月3日に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込3480円。発表にあわせて、新ビジュアルや動画なども公開されている。

『ソフィアは嘘と引き換えに』は、多重人格者の少女を取り調べて大統領候補殺害事件の真相へと迫る、マルチエンディング搭載の対話型推理アドベンチャーゲームである。本作の舞台では、大統領候補の殺害事件が発生。ソフィアという18歳の少女が、殺人事件の容疑者として逮捕された。しかし彼女は心を閉ざしており、事件のことは何も話してくれない。そこで精神科医として働くフィリップが、事件の調査に協力することとなったようだ。


本作でプレイヤーは、監視カメラ越しに多重人格の少女ソフィアと対話。彼女がなぜ大統領候補を殺害したのか。取り調べによって罪を犯した人格を突き止める、多重人格にまつわる殺人事件の調査と推理が繰り広げられる。

プレイヤーは、限られた捜査手段によって多重人格の少女を取り調べ、事件の真相を突き止めようとする。本作では精神科医のフィリップが遠隔地にいるため、容疑者のソフィアと監視カメラ越しに会話をする。彼女に投げかける質問は、フリーワード形式で入力可能。ソフィアの記憶を紐解く言葉を推理して、会話によってまずは小さな手がかりを掴んでいくのだろう。

またソフィアは多重人格である。彼女の各人格が抱える秘密に迫ると質問を投げかけると、少女は心拍数の上昇とともに別の人格へと豹変する。すべての人格と対話することで、真相や彼女の抱える昏い記憶へと迫っていくのだろう。

システム面では、少女との会話内容は言葉の連なるキーワードマップへと記録される。監視カメラ越しに部屋を覗いていると、彼女が話しかけてくるケースも存在。心を開かせるにあたっては差し入れも重要とされており、人格ごとに違った反応を見せてくれるそうだ。また本作には、マルチエンディングが採用されている。プレイヤーの推理が、ソフィアの中に眠る5つの人格の運命を左右するそうだ。

本作は、MUTANおよびストーリーノートの共同開発タイトルとなっている。『グーニャモンスター』などを手がけてきた国内のゲーム開発会社MUTANが、開発およびパブリッシングを担当。クリエイターの藤澤仁氏が代表を勤めるストーリーノートが、企画開発を担当している。またキャラクターデザインは、漫画家・イラストレーターの清原紘氏が務める。ソフィアたちの声は声優の日向葵さんが1人5役で担当しており、少女のセリフはすべてフルボイスで実装予定とされている。

本作は2024年12月に発表され、2025年春リリース予定とされてきた。春の予定からは少しずれて、今回無事に7月3日に発売日が決定したわけだ。また発表にあわせて公開された最新トレイラーでは、ゲームシステムなども一部紹介。発売記念単独イベントの開催と、オリジナルグッズ付き限定版の実現を目指すクラウドファンディングキャンペーンも開始されているそうだ。

ソフィアは嘘と引き換えに』はPC(Steam)向けに、7月3日発売予定だ。通常価格は税込3480円。Steamキー付きブロマイド販売サービス「ゲムマイド」では、本日から販売が開始されているそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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