主要ゲームエンジン、さっそくNintendo Switch 2に対応表明。Unreal Engine 5やUnity 6など、ローンチタイトルからサポート進む
Unreal Engine 5やUnity 6が、Nintendo Switch 2に対応へ。

Epic Gamesは4月2日、同社が開発するゲームエンジンUnreal Engine 4およびUnreal Engine 5について、さっそくNintendo Switch 2への対応を進めていることを発表した。また、他のサードパーティー製ゲームエンジンも同様に対応を表明。6月5日に控える同機の発売に向けて、開発環境の準備も着実に整っているようだ。
任天堂は昨晩「Nintendo Direct: Nintendo Switch 2 – 2025.4.2」を放送。その中ではこれまで謎に包まれていたNintendo Switch 2の詳細が発表されたほか、さまざまな新規タイトルがお披露目となった。この放送終了後Epic Gamesは同社公式Xアカウントにて、Unreal Engine 4およびUnreal Engine 5がNintendo Switch 2に対応することをさっそく発表した。
Unreal Engineは高品質なグラフィックが特徴のゲームエンジン。2022年に正式リリースされたUnreal Engine 5は、近年ではAAAタイトルの制作をおこなう大手スタジオでの採用例も多く、業界ではUnityと並ぶ形で代表的なゲームエンジンとなっている。同エンジンにおいては、発売時点からUnreal Engine 4はNintendo Switchもサポートしており、エンジン内にはNintendo Switch向けの設定やオプションが存在していた。
それに加えて、Nintendo Switch 2ではUnreal Engine 5もサポートされるわけだ。どこまで最適化されるかは現場次第であるが、初代ではスペックの制約上出力しづらかったUnreal Engine 5のパフォーマンスがどこまで出るかが注目される。
なお、同社が手がけるバトルロイヤルシューター『フォートナイト』は、Nintendo Switch 2向けのローンチタイトルとして6月5日にリリースされることが発表されており、ゲーム開発者との連携という点においては同社の知見が存分に活用されそうだ。ちなみに、最近は任天堂タイトルにおいてもUnreal Engine製のタイトルが散見され、エイティングとの共同開発ながら2023年にリリースされた『ピクミン4』などはUnreal Engine製である。

一方で、ゲームエンジンUnityを手がけるUnity社もプレスリリースを通して、Unity 6で公式にNintendo Switch 2へ対応することを同日発表した。具体的なタイトル名は出されていないが、Nintendo Switch 2と同日発売となるローンチタイトルでもUnityが活用されているようで、同社もこれまでゲーム開発者と一体となって実戦でテストしてきたとのこと。
また、既存のNintendo SwitchゲームをNintendo Switch 2向けに移植しやすいような開発環境の構築にも力を入れているようだ。たとえば、Unityを用いて制作された任天堂タイトル『星のカービィ ディスカバリー』に関しては、Nintendo Switch 2向けの拡張版『星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch 2 Edition + スターリーワールド』が今年発売されることが決定している。
さらに、2Dゲーム向けゲームエンジンGameMakerもNintendo Switch 2への対応を表明。tobyfox氏が手がける『DELTARUNE』でも採用されていることで有名。同作はNintendo Switch 2のローンチタイトルとなることが発表された。前世代機Nintendo Switchではインディーゲーム作品が多数展開されてきた。今回のニンテンドーダイレクトではNintendo Switch 2の性能向上にともない、美麗グラフィックのタイトルが目を引いていたが、引き続きインディー作品や2Dゲーム制作での主要ターゲットとしても活躍していくことが期待される。

発売を約2か月後に控えるNintendo Switch 2は、昨今のゲーム市場において大きな注目を集めており、各ゲームメーカーも同機への対応を意識して制作を進めることになるかもしれない。そのため、ゲームエンジンを手がける各社もゲーム開発者と足並みを揃え、業界におけるシェア獲得を図っていくものとみられる。今後発表されるNintendo Switch 2向け作品にどのゲームエンジンが使われていくのかという点にも注目していきたい。