「どうぶつ世界結婚相談アドバイザー」ゲーム開発中。『ウーマンコミュニケーション』開発者が手がける、“高望みクライアント”説得ゲーム
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ゲーム開発者のヤマダ/YAMADA氏は2月10日、過去に『婚活モンスター(仮)』としてコンセプトを明かしていたゲームを開発中であることを発表した。
同氏が開発中であることを明かしたのは、どうぶつ世界の結婚相談所でアドバイザーとして働くゲームだ。プレイヤーは結婚を望む動物たちの相談に乗っていくようで、“クライアントのために説教してもいいゲーム”になるとのこと。
開発中のゲームプレイとみられる映像では、35歳男性のカエルさんとの相談模様が紹介。カエルさんは共働きを望むそうで、年収は自分と同じ500万円以上、年齢については20~25歳の相手を求めているとのこと。また子供(オタマジャクシ)も欲しいといい、卵を1000個以上は産んでほしいとしている。両生類のカエルということで「水陸両用」なので種族にはこだわりがないそうだ。相手が陸生の動物でも水生の動物でもいいのだろう。
そうした条件が並ぶなか、映像ではすかさず「説教する」コマンドが使用されている。『逆転裁判』シリーズを彷彿とさせる演出と共に主人公がカエルさんを一喝。結婚相談所での目安だという“100万円=1歳の法則”なる考えを引き合いに出し、カエルさんの年収で20代前半の結婚相手を望むのは超・高望みだと説いている。説教を食らったカエルさんは慌てふためき、条件を変更。年齢の希望条件が30~35歳に変化した。
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映像を見るに、本作では結婚相手を見つけづらい条件を提示するクライアントに対し、変えるべき条件を見つけて「説教する」コマンドで説き伏せていくのだろう。クライアントの動物らしさあふれる表現もありつつ、妙に生々しい人間社会の理屈も混在するシュールさが特徴のゲームとなりそうだ。
本作を手がけるヤマダ氏は国内の個人開発者だ。『ドキドキAI尋問ゲーム』およびその完全版や、『ウーマンコミュニケーション』といった作品を手がけてきた。今回同氏が手がけている新作は、昨年9月時点では『婚活モンスター(仮)』として発表。同作はモンスター世界の婚活アドバイザーとして、クライアント同士を結婚に導くシミュレーションゲームと説明されていた。
昨年9月に発表された際にはゲームコンセプトのみ披露され、ユーザーの反響を見て実際に開発するかどうかを検討することが伝えられていた。当時のポストは本稿執筆時点では402 RP・925いいねを記録しており、今回の投稿を見るにユーザー反応を受けて開発が決定されたということだろう。ちなみに当時モンスター世界とされていた世界観は、今回のポストではどうぶつ世界に変わっており、テーマを動物に絞って開発されることになったのかもしれない。ゲームタイトルや詳細を含め、続報に注目したい。