クトゥルフ神話TRPG風ADV『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』Steamにて6月28日発売へ。選択とダイスロールで迫る、空海伝説と邪神崇拝の謎


Gotcha Gotcha Gamesは6月19日、『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』を6月28日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込2000円となっている。本作はスマートフォンやコンソール向けなどにも発売予定となっているが、Steam以外の発売日は公式アカウントより順次告知されるそうだ。

『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、呪いをかけられた主人公が空海伝説と邪神崇拝の謎を追っていく、クトゥルフ神話を題材としたホラーダイスロールADVである。本作の舞台は、瀬戸内海のとある島。同島には、伝承が伝わっており、八十八ヶ所巡礼をおこなうと空海が現れて願いを叶えてくれるのだという。本作ではそんな島へ、主人公たちが旅行にやってくる。しかし主人公は何者かに呪いをかけられてしまい、命の危機に晒されてしまう。主人公は呪いをとくため、島に封じされた邪神の復活を阻止。空海伝説と邪神崇拝の謎を追う、呪われた主人公の旅が描かれる。

主人公たちは呪いを解くため、島を調査していく。本作ではマップから行き先を選ぶことで、島の各地を訪れる。調査によって、呪いの解き方や都市伝説の謎へと迫っていくのだろう。ただし本作では、移動する度に主人公の満腹度が減少。主人公が空腹になると、呪いの作用によって恐ろしい発作が起こったり、ダイスロールの成功率が下がったりなど、マイナス効果が発生する。本作では満腹度を回復させながら探索を進めるなど、主人公のお腹の具合も考慮しながら、探索を進めていくのだ。


また本作では、行く先々でイベントが発生する。重要な場面の選択肢などでは、行動の成否がダイスロールによって決定。成功率は、主人公自身や仲間の能力値によって変化する。TRPG風のダイスロールを用いた仕組みによって、主人公の運命が決まっていくのだ。主人公の正気度合いや登場人物との絆などにより、後半のストーリーが大きく分岐。要素としては、アンケートによって主人公の能力値を決めるキャラメイクや時間制限付きの選択肢、PC版では主人公の画像差し替え機能も用意されている。そのほか天沙環ハツミ役を峯田茉優さん、嘉河レイジ役を石谷春貴さんが務めるなど、声優陣によるボイスも特徴だろう。

 


本作は、Gotcha Gotcha Gamesより2022年に発売された『Cthulhu Mythos ADV 闇に囁く狂気』の関連作となっている。前作Steam版では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー53件中75%の好評を獲得。「クトゥルフ神話TRPG」風の雰囲気などについては、一定の評価を得ていた。

本作『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』では、前作から引き続きメインキャラクター5人のイラストをTAKOLEGS氏が担当している。また本作では、天沙環ハツミ役を峯田茉優さん、嘉河レイジ役を石谷春貴さんが務めるなど声優陣によるボイスが追加。公式X(旧Twitter)アカウントによるとシナリオも前作から3倍ほどにパワーアップし、さまざまな分岐が用意されているという。ストーリーや演出面など、パワーアップを遂げた新作となるのだろう。

なお発売日決定にあわせて、前作のセールが実施中。7月12日までの期間、Steam版は50%オフ、iOS版は45オフで購入できる。公式Xアカウントでは、抽選でシリーズ2作のSteamキーがもらえるキャンペーンも実施中となっている。

『Cthulhu Mythos ADV 呪禍に沈む島』は、PC(Steam)向けに税込2000円で6月28日発売予定だ。また本作はPS4/PS5/Nintendo Switch/PC(DLsite)/iOS/Android向けにも発売予定。Steam以外での発売日は、公式Xアカウントにて順次告知されるそうだ。