月面コロニー構築・自動化シム『The Crust』7月16日早期アクセス配信へ。資源を求めて月を探検、工場でどんどん採掘して地球に売りつける

 

パブリッシャーのCrytivoは6月14日、『The Crust』の早期アクセス配信を7月15日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。Steamストアページの表記によると、日本では時差の関係で7月16日配信となるようだ。またゲーム内は日本語表示に対応予定。

『The Crust』は月面コロニー運営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは巨大企業のCEOとなり、月に人類初となる地球外植民地を建設する。資源を採掘する自動化工場を設計し、地球と取引をおこないつつ、探検隊を率いて月面を探索していく。


ゲームプレイでは、まず月に眠る鉱脈を探すことになる模様。月面をスキャンして見込みのありそうな地点を探し、地質学者などを含む専門家チームを派遣することになるようだ。チームメンバーはそれぞれユニークなスキルや特性をもつほか、欲求や体調なども存在。個性あるメンバーのニーズを管理しつつ、探検隊を組織することになるという。

鉱脈を見つけたら、採掘工場を建築していく。コンベアなどを組み合わせ、自動化された生産ラインを設計することができるようだ。本作では企業として競争が存在するそうで、時間が重要になるとのこと。効率のよい生産ラインを構築し、ほかの企業との競争を制していく必要があるのだろう。また採掘施設だけでなく、入植者の生活スペースも用意することが求められるという。効率と快適さのバランスを探りながら基地を発展させていくことになるそうだ。

そうして資源を採掘したら、地球に配送して取引をおこなうことになるようだ。地球には複数の派閥が存在し、プレイヤーは自由に取引先を選べるという。プレイヤーの選択は、地球の経済や政治、環境に影響を与えるとのこと。単純な利益だけでなく、地球の状況や取引で生じる長期的影響も考慮して経営をおこなう必要があるようだ。

 


本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は1年以内を予定しているという。早期アクセス配信開始時点で、採掘や生産にまつわる主要なメカニクスはすべて用意され、また入植者のマネジメント要素もベースの部分が存在。またサンドボックスモードに加えて、全3章からなる予定のストーリーモードの第1章も用意されるそうだ。配信開始後は入植者のマネジメント要素などを拡張していき、コンテンツを追加すると同時に最適化などを進めていく予定とのこと。本作開発元の公式サイトではロードマップが公開されているため、興味のある方は確認しておくとよいだろう。なお正式リリース時には2割ほど価格を上昇させる予定だという。

本作を手がけるVEOM Studioはモンテネグロに拠点を置くゲームスタジオだ。2019年に設立され、本作が同スタジオのデビュー作になるという。本作の開発にあたっては、『Factorio』『RimWorld』といった作品から影響を受けているとのことである。

『The Crust』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、7月16日に早期アクセス配信開始予定だ。ストアページの表記によるとゲーム内は日本語表示に対応予定。