『Starfield』では、ストーリー拡張DLCが“毎年”配信予定。第1弾「Shattered Space」はベセスダ過去作っぽい進行スタイルなど、Todd Howard氏がいろいろ明かす

 

Starfield』では毎年のストーリー拡張コンテンツの配信が予定されているという。ディレクター兼エグゼクティブプロデューサーを務めるTodd Howard氏が伝えている。

『Starfield』は、『The Elder Scrolls』シリーズや『Fallout』シリーズの開発で知られるBethesda Game Studiosが手がけるRPGだ。本作では人類が太陽系外に進出している2330年の世界を舞台に、プレイヤーは希少なアーティファクトを求める宇宙探検家集団コンステレーションの一員として、広大な宇宙の星々を冒険することになる。


DLC「Shattered Space」では「ヴァルーン家」の本拠地であるダズラの街が舞台になるという。ヴァルーン家はグレート・サーペントなる存在を信仰しているとされ、本編において謎が残されていた勢力だ。DLCではそんなヴァルーン家を巡る物語のほか、新たな惑星の探索や、新武器・宇宙服などの装備も用意されるという。

今回、人気YouTuberであるMrMattyPlays氏が本作のディレクター兼エグゼクティブプロデューサーを務めるTodd Howard氏にインタビューを実施。Todd氏により本作の今後の計画や「Shattered Space」の内容について明かされている。まず同氏によれば、本作には来年も“Year 2”とされるようなアップデート計画があり大規模なコンテンツ(big beat)も用意されているという。一方でコンテンツごとに開発ペースが異なることなどから、今後は昨年末に伝えられていた「6週間おき」というアップデート間隔は維持できない可能性も伝えられている。


またTodd氏は「Shattered Space」の内容についても説明。同DLCではクエストなどの大部分が新たな惑星およびその都市で展開されるという。『Starfield』でありつつも、従来のBethesda Game Studiosの作品と同じような方法で冒険が描かれるそうだ。つまり、『Starfield』本編のように星や星系間を飛び回るような描かれ方とは異なるのだろう。

そのほかTodd氏によると、「Shattered Space」はコンテンツやロケーションのボリュームとしては『Fallout 4』のDLC「Far Harbor」と同じくらいとのこと。さらに同氏は、『Starfield』に向けては「Shattered Space」以降も毎年のストーリー拡張コンテンツ(annual story expansion)の配信が予定されていることを明かしている。いつまで続くかは未定のようだが、同氏としてはできるだけ長く続けたい想いがあるという。


なお本作に向けては先日6月10日、公式Modツール「Creation Kit」がサプライズで配信開始され、公式にModサポートが実装された。今後ユーザー制作Modの拡充も進められると見られる一方、「Shattered Space」以降も公式によるストーリー拡張コンテンツ配信が予定されているようだ。2024年内に予定されているという「Shattered Space」の配信日発表も含め、続報が注目される。

Starfield』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S向けに配信中。Xbox Game Pass(PC/コンソール/クラウド)向けにも提供されている。