名前推理悪魔祓いホラーゲーム『Exorcist: Reviewer of Minds』6月28日配信へ。聖句を用いて子供を救う、運に抗うエクソシズム

 

国内の個人デベロッパー727NotHoundは6月15日、『Exorcist: Reviewer of Minds』を6月28日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、Steamのストアページやトレイラーが公開されている。

『Exorcist: Reviewer of Minds』は聖句を使って悪魔を祓い、「第6の脅威」と呼ばれる存在にも立ち向かう、名前を当てて悪魔を祓うホラーゲーム作品である。本作の舞台は、悪魔が入り込んだ悪魔の家だ。プレイヤーは、エクソシストとして悪魔祓いをおこなう。家の中には最大で10体の悪魔が存在しており、エクソシストの大罪を知ろうとしている。また子供たちが、悪魔に取り憑かれているという。名前を呼んで悪魔を祓う、神頼みも含めた悪魔との駆け引きが繰り広げられる。


本作でエクソシストは、ランダムに入手できる聖句を活用して悪魔を祓う。そうした悪魔祓いによって5人の子供を救い、悪魔の家からの脱出を目指すのだ。しかし、家には最大で10体の悪魔が存在。子供たちを救うためには、どれが子供に取り憑いた悪魔なのかを突き止める必要がある。


そこで本作では、「聖句」によってさまざまな情報やメリットを得ていく。画像などを見る限りでは、聖句を使うと悪魔の出身地や級位といった情報が得られる。情報を頼りに悪魔の候補を絞り、相手の名前を見極めて祓うわけだ。ただし本作では、手持ちの聖句をすべて使っても正解を絞りきれず、神頼みにならざるを得ない時もあるという。子供を救ったあとには、新たな聖句が獲得可能。その際、獲得する聖句を多少選択できる。聖句の選択や判断によって勝てる確率を引き上げる、運に立ち向かうゲームプレイが展開されるようだ。

5人の子供を救ったあと、6つ目のドアの向こうにも何かが存在。それを祓うまでが目標となる。1回のゲームプレイは30分程度とされている。選択した大罪によってメリットが得られるシステムも用意されているようだ。また暗い空間に鮮やかな色が浮かぶ独特のビジュアルも本作の特徴だろう。


本作を手がけているのは、国内の個人開発者・座間氏による727NotHoundだ。過去作としては、デッキ構築型ホラーゲーム『Photogenic Minds : Identity』やローグライトサバイバルホラー『人形限界』などをリリース。不気味な世界観を背景に、独自のルールを攻略するゲーム作品を多数手がけてきた。なお2024年3月にリリースされた『ヴィクトルズ・テスト・ナイト』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー46件中95%の好評を獲得している。

座間氏のX(旧Twitter)アカウントでは、本作は727NotHound最大の運試しゲーとも称されている。時に運に左右される分、神憑り的な幸運やゲームプレイが通せた際には、大きな達成感が得られることに期待したい。

『Exorcist: Reviewer of Minds』は、PC(Steam)向けに6月28日発売予定だ。