『エックスディファイアント』開発者が「どんなUbisoft作品勢力も登場しうる」と明かす。追加要素に合えばなんでもアリ

 

エックスディファイアント(XDefiant)』は、UbisoftからPC(Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料にて展開されているオンライン対戦FPS。本作について、海外メディアKotakuが本作主要開発者らに対してインタビューを実施している。開発者らによれば、Ubisoftからリリースされているどんな作品のキャラでも本作に登場する余地があるという。

『エックスディファイアント』は、オンライン対戦FPSだ。ゲームモードにはエリア制圧を狙うアリーナモードや攻守に分かれ目標ポイントを奪い合うリニアモードなどが存在し、6対6で争うこととなる。本作はUbisoftタイトルのクロスオーバー作品となっており『Tom Clancy’s』シリーズや『ウォッチドッグス』シリーズなどから勢力やキャラが登場し、それぞれの特色に応じた役割が与えられている。

また6月11日には、現地時間7月2日より開幕するシーズン1の内容が公開され、『レインボーシックスシージ』より、新勢力として「GSK」が追加。ほかにも同作で登場した「クラブハウス」といったステージなどさまざまなコンテンツが追加されると予告されている。


海外メディアKotakuは、本作のエグゼクティブプロデューサーを務めるMark Rubin氏とクリエイティブディレクターを務めるSafy Saada氏にインタビューを実施している。Rubin氏は、本作に登場する各派閥は、防御・回復・炎ダメージといったかたちでコアとなる特徴をもっていると述べた。たとえば『ゴーストリコン』シリーズからは「ファントムズ」が登場している。敵の射撃をブロックする磁気バリケードや、パッシブ特性として最大体力が120まで増加しているなど、防御面が特徴的だ。ほかにも『ディビジョン』からは「クリーナーズ」が登場。火炎瓶や火炎放射器を使った炎の攻撃を得意としている。

Rubin氏は各派閥が特有の得意分野をもっていることに触れつつ、派閥の追加の流れについて語った。まず派閥の追加にあたっては、ゲームプレイにおいてどういった得意分野を追加したいかを考え、Ubisoft作品からその特徴にあった勢力がいるタイトルを逆算して探すのだそうだ。

またSaada氏によれば、派閥の追加にあたっては本作をより楽しんでもらうことを狙い、プレイヤーが予想していない派閥を追加するサプライズ的な側面も考慮しているとのこと。『ディビジョン』から主人公が所属する「SHD」などを登場させるのではなく、「クリーナーズ」を登場させたのも上述の理由によるようだ。


またSaada氏が語るところによると、そうしたプロセスのなかでは、「その作品・派閥に象徴的な要素があり、それが新しい機能に結び付けられるかどうか」が、決断のポイントのひとつとなっているという。そしてRubin氏は、本作に今後どういったUbisoft作品が登場するかと訊かれ、「(選考の)テーブルから外れたものは何もないといっていい(I would say that there really isn’t anything off the table)」と、あらゆるUbisoft作品が登場する可能性について示唆した。

今回Saada氏とRubin氏は、『エックスディファイアント』に今後追加されるコンテンツや派閥などについて、新たな機能や要素にふさわしいようであれば、どんな作品でも登場しうるとの見解を示した。本作はUbisoftタイトルのさまざまな作品がクロスオーバーしており、いわゆる“オールスター作品”の側面も備えているといえる。Ubisoftのどのような他作品も参戦の機会があるということで、他作品のファンにとっては、派閥などの参戦発表もより楽しみとなるだろう。今後どういった派閥などが追加されていくのか、追加コンテンツやシーズンの発表から目が離せなさそうだ。

エックスディファイアント(XDefiant)』は、PC(Ubisoft Connect)/PS5/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中だ。