初代『ショベルナイト』の“決定版”『Shovel Knight: Shovel of Hope DX』発表。オンラインマルチやその場セーブ、追加キャラなどてんこ盛りで人気作が蘇る

 

デベロッパーのYacht Club Gamesは6月15日、『Shovel Knight: Shovel of Hope DX』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Shovel Knight: Shovel of Hope DX』はショベルナイトシリーズ最初の作品『Shovel Knight: Shovel of Hope(ショベルナイト: ショベルオブホープ)』に追加要素が盛り込まれた拡張版だ。本作単体で動作するスタンドアロンの作品として配信される。


本作の元となる『Shovel Knight: Shovel of Hope』は2014年に発売された、8ビット風の2Dアクションゲームである。もともとは『Shovel Knight』のタイトル名でリリースされたが、関連作品の展開にともなって現在の名前に改題されている。同作ではプレイヤーはショベルブレードの使い手ショベルナイトとなり、ジャンプとショベルを駆使して、邪悪なボクメツ騎士団とそのリーダー・エンチャントレスと戦う。

本作『Shovel Knight: Shovel of Hope DX』は、そんなオリジナル版に追加要素が盛り込まれた「決定版(definitive edition)」となる。追加要素としては、まずオリジナル版はローカルでの協力プレイのみ対応だったところ、オンラインでのマルチプレイに対応。さらに使用可能なキャラクターも追加され、宿敵のエンチャントレスを含む20人のキャラでプレイ可能だという。キャラはそれぞれ専用のアクションが用意され、ユニークなゲームプレイが楽しめるようだ。

システム面では、巻き戻し機能と途中セーブ機能が追加。ダメージを受けるなどした場合、いつでも時間を戻してその場でやり直しができるようだ。そのほか、公式のチート機能も追加されるとのこと。チートの設定項目は300以上存在し、組み合わせによって自由にゲーム体験をカスタマイズできるという。公開された映像では、キャラが画面からはみ出すほど巨大化しているシーンなどが存在。一風変わったゲームプレイを楽しむこともできそうだ。


また開発・販売元のYacht Club Gamesは本作の発表とあわせて、シリーズの完全新作が開発中であることも明かしている。新作はただの続編ではなく革新的な要素が盛り込まれた、シリーズを新たな次元に導くものとされている。公開された映像はスタジオのロゴのみが映し出された簡素なものとなっているが、ロゴが3Dになっていることから、新作は3D作品となることを示唆しているのかもしれない。新作の開発は4年間続けられているそうで、そちらの続報も注目されるところだ。

『Shovel Knight: Shovel of Hope DX』はPC(Steam)向けに配信予定だ。ストアページの表記によるとゲーム内は日本語表示に対応予定。