ゼニマックス・アジア、本日で「消滅」。Tango Gameworksの閉鎖とともに
Tango Gameworksにてアーティストなどを務めた木戸健雄氏は6月14日、本日が同社での最終出社日であったことを明かし、本日をもって同スタジオが所属するゼニマックス・アジア株式会社が閉鎖されると伝えている。これにより、ゼニマックス・アジアは「消滅」するという。
ゼニマックス・アジアは、マイクロソフト傘下のゼニマックス・メディアにて、アジア向けパブリッシングを担っていた会社だ。ゼニマックス・メディアといえば、Bethesda Softworksなどを擁する企業。ゼニマックス・アジアは『Fallout』シリーズや『The Elder Scrolls』シリーズのローカライズや日本およびアジア地域向けパブリッシングなどを手がけていた。また所属スタジオとしてはTango Gameworksが存在した。
今回、Tango Gameworksにてアーティストなどを務めた木戸健雄氏により、本日が最終出社日であったことが報告された。本日をもってスタジオは閉じられるといい、ゼニマックス・アジアは消滅するとのこと。
先月5月7日には、Tango Gameworksなどゼニマックス・メディア傘下の4つのスタジオが閉鎖されることが発表。さらに5月下旬には、求人応募ページにて同スタジオが6月末をもって閉鎖となることが明かされていた。そしてTango Gameworksを擁するゼニマックス・アジアについても、ビジネス向けSNSであるLinkedInの同社スタッフのページなどから6月で閉鎖となることが示されていた。Kido氏の投稿により、改めてTango Gameworksとともにゼニマックス・アジアも閉鎖となることが明らかになったかたちだ。
なお先述の4スタジオの閉鎖について、IGNがXbox Game Studiosの責任者であるMatt Booty氏がグループ内に送付したメールとして伝えるところによると、選択と集中のために、Bethesdaグループの特定のスタジオが解散および統合することになったとされている。一方でTango Gameworksなどの実績あるスタジオがなぜ閉鎖されるのかを巡っては、現時点では理由がはっきりと説明されていないことがメディアなどから指摘を受けている状況だ(関連記事)。今回のゼニマックス・アジアの閉鎖も含め、判断を下したとみられるマイクロソフトあるいはゼニマックス・メディア側から今後説明がおこなわれるかどうかは注目されるところだろう。