個人ゲーム開発者のくまハッカー氏は6月12日、『不可視の帰路』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページが公開されている。
『不可視の帰路』は一人称視点で繰り広げられるホラーゲームだ。舞台となるのは、平成初期を思わせる日本の住宅街。どうやらこの住宅街はエレベーターで繋がっているらしく、プレイヤーはそんな住宅街を探索し、出口を目指すこととなる。
本作では同じような道が続いており、住宅街を探索しつつ鍵を探すことが重要となるようだ。なおグロテスクな化け物が追いかけてきたり、突如出現してプレイヤーを襲ったりすることはないという。しかし、子供のころに感じたような、漠然とした恐怖を刺激するような体験が待ち構えているという。演出や雰囲気で不安や心配をあおるつくりになるのかもしれない。
また本作はローポリゴンで表現されるアートスタイルも特徴。このレトロなグラフィックはPS1作品にインスパイアされたものだという。PlayStation発のゲームで見られた懐かしくも不気味な雰囲気もあり、本作の不穏さをより引き立てるアクセントになりそうだ。
本作を手がけるくまハッカー氏は個人ゲーム開発者。現在はゲーム開発のほかにも、ゲーム関連のアプリ開発も手がけているとのことだ。同氏のXアカウントではローポリゴン風の3Dモデルがさまざま制作されている様子もうかがえ、こだわりのグラフィックで構築されたゲームになりそうだ。
『不可視の帰路』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。