『エルデンリング』DLCエリアの到達条件「血の君主、モーグ」を倒したプレイヤー半分もいない可能性。そもそも見つからない説
フロム・ソフトウェアは6月21日、『エルデンリング』のDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」を発売予定。発売が迫るなか、DLCで追加されるエリアへの到達条件となる本編中のあるボスの撃破率が半数に満たない可能性が指摘され注目を集めている。なお本稿では、本編のネタバレが含まれるため留意されたい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけるアクションRPGだ。PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2022年2月に発売された。広大なオープンワールドとして構築された「狭間の地」を舞台に、プレイヤーは褪せ人としてエルデの王となることを目指す。そして本作にとって最初で最後の大型DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」では新たな舞台となる「影の地」にて、神人ミケラにまつわる物語が描かれる。
DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」にて追加される「影の地」にたどり着くためには、「神人眠りの繭」に触れる必要があることが明かされている。そして、このためには本編のボスである「星砕きのラダーン」と「血の君主、モーグ」を倒さなければならない。このうち「血の君主、モーグ」ついては本編終盤級の高難度エリアの攻略が必要なうえ、ボス自体も同様の進行度が想定されているとみられる強敵となっている。
このことからか、DLC発売が迫るなかでもまだ「血の君主、モーグ」を倒していないプレイヤーは多く存在するようだ。コンテンツクリエイターのCohn Carnage氏は、Steamの本作の実績から「血の君主、モーグ」を倒したプレイヤーが約38%にとどまると指摘。同ボスを撃破すると実績・トロフィー「破片の君主、モーグ」を獲得できるが、Steam版では確かに本稿執筆時点では獲得率が38.7%となっている。このほか弊誌で確認したところ、PS4/PS5版では約35%、Xbox One/Xbox Series X|S版では約23%となっており、各プラットフォームで60~70%のプレイヤーがまだ「血の君主、モーグ」を倒していないとみられる。
「血の君主、モーグ」は先述のとおり撃破に本編終盤級の進行度が想定されているとみられる。そのうえ「血の君主、モーグ」のいるエリアは本編クリアのために訪れる必要がない。さらにボスのいるエリアはあるNPCイベントの進行、あるいはこれまた本編クリアに関わらないエリアをしっかりと探索しなければたどり着けない場所になっている。「血の君主、モーグ」の存在自体は本編の進行において言及されるものの、ある種隠し要素的なボスといえるわけだ。
このため実績・トロフィー「破片の君主、モーグ」の取得率はいまだ低めになっているのだろう。DLCエリアに到達するための「神人眠りの繭」に触れるという条件が明かされた後も、自力で「血の君主、モーグ」を見つけ出そうと粘っているプレイヤーもいるかもしれない。
なお先述のCarnage氏の指摘についてはバンダイナムコエンターテインメントの米国向け公式Xアカウントが引用ポスト。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」を楽しみにしているユーザーへの“大切なお知らせ(PSA)”として、準備期間が2週間を切っていることを伝えている。DLC発売直後に「影の地」での冒険を始めたい人は、今のうちに「血の君主、モーグ」を目指す攻略を進めておくといいだろう。
『エルデンリング』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。DLC「SHADOW OF THE ERDTREE」は、6月21日発売予定だ。ゲーム本編とDLCを同梱する「SHADOW OF THE ERDTREE EDITION」も用意されている。