オープンワールドドワーフサバイバル『First Dwarf』6月19日早期アクセス配信開始へ。二人マルチ対応、メカに乗り込み相棒のドラゴンと天空の島々を冒険、拠点建築

 

デベロッパーのStar Driftersは6月9日、『First Dwarf』の早期アクセス配信を6月19日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)で、Steamストアページの表記によるとゲーム内は日本語表示に対応予定。また、Steamでは本作のデモ版が配信されている。

『First Dwarf』は2人協力プレイ対応のサバイバルアクションRPGだ。舞台となるのは、魔法の戦争によりさまざまな種族が滅び、ドワーフのみが生き残った世界。惑星は荒廃し大地も砕けて、世界には空に浮かぶ島々のみが残っている。プレイヤーは飛空艇に乗って新たな入植地を探す探検家のドワーフ「トゥル」となり、自らのメカに乗り込んで未開の土地を冒険する。

本作の世界には、マナと呼ばれる魔法の動力源が存在。プレイヤーはマナで動く機械の鎧に乗り込み、資源の収集や建築、戦闘などをおこなっていく。資源を集める際は手動で木を切ったりするほかに、自動で動く施設を建設することも可能。施設が稼働するにはマナが必要となるため、マナが湧きだしている地点に井戸を掘り、パイプラインを繋いでいくことになる。また世界には危険な魔物たちも存在。柵やタレットなど防衛用施設を築き、魔物の巣を破壊するなどして拠点を守るのだ。

操作可能なキャラクターとしてはドワーフのトゥルのほかに、小さなドラゴンのラグナも存在している。ラグナはトゥルの相棒的存在で、陸路ではたどり着けない場所に飛んで行ったり、火を吐いて障害物を焼き払ったりすることができるという。トゥルとラグナの操作はいつでも切り替えることができるとのこと。協力プレイ時には、それぞれのプレイヤーがトゥルとラグナを操作するかたちになるようだ。またトゥルとラグナ、それにメカはそれぞれ強化ツリーをもっており、ゲームプレイを通じてアップグレードしていくことができるとのこと。

また本作にはストーリー要素も用意されている。主人公トゥルの父親は数年前に失踪しているといい、家族の謎を解き明かすのもゲームの目的のひとつになるという。古代文明の遺跡などを探索しながら、父親の足跡を追っていくことになるようだ。父親の秘密を探る過程で、ドワーフの未来を変えるような情報が明らかになっていくとのことである。

 


本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は最長で1年半ほどを予定しているが、フィードバック次第で変更される可能性もあるという。早期アクセス配信開始時点では、核となるゲームメカニクスや基本的な協力プレイモードなどが用意されるとのこと。その後は早期アクセス期間を通じてクエストなどを実装して物語を完結させ、協力プレイモードを調整したりコンテンツを追加したりしていく予定という。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるようだ。

本作を手がけるStar Driftersはポーランド・ワルシャワを拠点とするゲームスタジオだ。過去には見下ろし型防衛アクション『Lumencraft』やリアルタイムストラテジー『Driftland: The Magic Revival』などを制作している。また本作『First Dwarf』の世界観は『Driftland: The Magic Revival』と共有しているとのこと。過去作の戦争のせいで荒廃してしまった空飛ぶ島々の世界を、唯一生き残った種族であるドワーフとなり冒険することになるようだ。

『First Dwarf』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに、6月19日に早期アクセス配信開始予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定で、現在Steamではデモ版を配信中。なおPC向けに正式リリースされた後に、Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けにも配信される予定とのこと。