アトラス新作RPG『メタファー:リファンタジオ』から声優・古谷徹氏降板へ。諸般の事情により

 

アトラスは6月11日、『メタファー:リファンタジオ』において出演が発表されていた声優の古谷徹氏について、諸般の事情によりボイスキャストを変更すると発表した。7月の続報で改めてキャスティングが案内される見込み。なお本作はPC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに10月11日に発売予定となっている。

『メタファー:リファンタジオ』は、アトラスのスタジオ・ゼロが手がけるRPGだ。橋野桂氏を中心として、『ペルソナ3』以降の『ペルソナ』シリーズを開発してきたチームを中心として設立されたスタジオだ。本作の舞台となる王国では王族が暗殺され混迷に陥っており、歴史上前例のない「選挙魔法」が発動。どんな身分の者でも民衆の人気さえ集めれば次の王になれるという魔法であり、これを受けて世界は王位争奪戦に発展する。主人公もこの選挙戦に巻き込まれ、世界各地を巡ることになるという。


本作はゲームプレイにおいては、従来のアトラスのRPGと違って「アクション性」にも重きを置いているとのこと。バトルはコマンド制で展開されるものの、フィールドでは攻撃や回避、ダッシュやサーチといったアクションをおこなえるそうだ。そうして、冒険のなかでは仲間やライバルたちと出会いながら「ニンゲン」と呼ばれる恐ろしい怪物との戦いが描かれていく。

今回、本作において出演が発表されていた声優の古谷徹氏について、諸般の事情によりボイスキャストが変更となることが発表された。7月の続報で改めてキャスティングが案内される見込み。降板の理由については諸般の事情と説明されている。


古谷氏は「機動戦士ガンダム」シリーズのアムロ・レイや、「名探偵コナン」の安室透などさまざまなキャラを演じてきたことで知られるベテラン声優だ。同氏は先月、週刊文春の取材によりファンの女性と4年半にわたる不倫関係にあったことが報じられ、同氏本人のXアカウントでもこのことを認める投稿がおこなわれた。このなかでは心身ともに相手の女性を深く傷つけてしまったとして、相手やファン、関係者に対する謝罪が綴られていた。


そうした状況を受けてか、8月10日および11日に開催予定の朗読劇 「READING WORLDユネスコ世界記憶遺産 舞鶴への生還 約束の果て」からの古谷氏の降板が発表。そして今回、同氏が出演していた『メタファー:リファンタジオ』からも、同氏が降板となることが明かされたかたちだ。発売が10月11日に迫るタイミングでの出来事であり、早急に担当キャラの再録対応が進められているのかもしれない。

古谷氏は先述のとおり主役級のさまざまなキャラを演じてきた人物。長年にわたる人気作品やシリーズ作品などにも出演しており、同氏が担当キャラを続けるかどうかにも注目が集まっている。本作『メタファー:リファンタジオ』は発売が迫るタイミングかつ新規IPということで、早急にボイスキャストの変更が判断されたかたちのようだ。

メタファー:リファンタジオ』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS4/PS5/Xbox Series X|S 向けに10月11日に発売予定だ。