『Call of Duty: Black Ops 6』、必要ストレージ容量の公式目安は約310GB。「CoD」統合アプリで“4作おまとめデータ量”になる影響か【UPDATE】

マイクロソフトは6月10日、『Call of Duty: Black Ops 6』を10月25日に発売すると発表され、各ストアページも公開。Microsoft Storeでは本作のインストールに必要なストレージ容量について「おおよそのサイズ」が309.85GBと記載されている。

マイクロソフトは6月10日、『Call of Duty: Black Ops 6』を10月25日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Battle.net/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、Xbox Game Pass向けにも提供される。

さっそく各ストアページが公開され、Microsoft Storeでは本作のインストールに必要なストレージ容量について「おおよそのサイズ」が判明。309.85GBものストレージ容量が必要になると記載されていることが注目を集めている。ただし、発売に向けて必要ストレージ容量が削減される計画もあるようだ。


『CoD: Black Ops 6』は、FPS『Call of Duty』(以下、CoD)シリーズの最新作だ。同シリーズの中の「Black Ops」シリーズを手がけてきたTreyarch Studioが中心となって開発されている。本作の舞台となるのは、冷戦が終結し、超大国としての米国が台頭する1990年代初期の世界だ。世界政治の転換と激動の時代にあたり、キャンペーンモードでは多種多様な環境における、イチかバチかの強襲や、隠密行動が求められるスパイ活動など、刻一刻と変化するダイナミックなゲームプレイが楽しめるという。

そしてマルチプレイモードには、ローンチ時に16種類の新マップが用意。6対6用の12種類のコアマップと、2対2や6対6で楽しめる4種類のストライクマップが含まれるとのこと。また、「Black Ops」シリーズではおなじみのゾンビモードも収録。こちらはローンチ時に2種類の新マップが用意され、ラウンドベースにてアンデッドの大群に立ち向かう。ローンチ後には、マルチプレイヤーとゾンビモードの両方に展開する、さらにエキサイティングなマップや革新的な体験が待ち受けているそうだ。

ゲームプレイ映像および発売日の公開とともに各ストアページも公開。なかでもMicrosoft Storeにおいて記載された必要ストレージ容量の目安が注目を集めているようだ。Microsoft Storeではゲームごとにインストールに必要なストレージ容量が「おおよそのサイズ」として記載。発売後にサイズが変動することもあり、目安として記載されている。


『CoD: Black Ops 6』における、本稿執筆時点のMicrosoft StoreでのおよそのサイズはPC版/Xbox One/Xbox Series X|S版ともに309.85GB。非常に大きなストレージ容量を要する見込みのようだ。

ただしこれは、既存のシリーズ作品である『CoD: Modern Warfare II』『CoD: Modern Warfare III』および『CoD: Warzone』のデータが含まれているためとみられる。というのも、『CoD』シリーズでは『CoD: Modern Warfare III』のリリースに際して上述の三作品が「Call of Duty HQ」(以下、CoDHQ)というひとつのアプリに統合。まずは「CoDHQ」としてすべての作品の基本のデータが一括でダウンロードされ、アプリ内から所有作品を起動する方式となっている。

そのため新作『CoD: Black Ops 6』も、Microsoft Storeのストアページなども見るに「CoDHQ」として上述の3作品とまとめられる様子だ。309.85GBものストレージ容量が必要になるのも“4作品”の合計として見積もられている可能性はある。すでに「CoDHQ」をインストールしているユーザーは、『CoD: Black Ops 6』分だけのストレージ容量を確保するだけでよいのだろう。


さらに『CoD: Black Ops 6』では、発売に向けて必要ストレージ容量を削減する計画もあるという。『CoD』シリーズの非公式情報サイトChalieINTELのXアカウントは、Activisionからの声明として、ファイルサイズを削減することが明言されたと伝えている。

ちなみに『CoD: Modern Warfare III』では、高画質なアセットをストリーミングするための追加ストレージスペースを確保するHi-Rez Assets Cache機能が存在。同機能を用いるためには、最大で64GBのSSD容量が必要となった。そして本作『CoD: Black Ops 6』の公式サポートページによると、本作では高品質なグラフィックを提供しつつストレージ容量を削減するため、テクスチャストリーミングが標準採用される様子。このため本作では、すべてのゲームモードでプレイのためにインターネット接続にし続ける必要があるという。そうした施策によって、現状309.85GBと見積もられているストレージ容量がどこまで削減されるかは気になるところ。実際に必要となるストレージ容量やPC版の必要スペックなど、今後の続報も注目されるところだろう。

『Call of Duty: Black Ops 6』は、PC(Steam/Battle.net/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに10月25日発売予定だ。Xbox Game Pass向けにも提供される。なお、本作を予約購入すると、オープンベータテストの早期アクセス権が提供される。オープンベータテストの実施時期は今後発表される。

【UPDATE 2024/6/10 18:49】
公式サポートページの内容に基づき、テクスチャストリーミングについて追記

【UPDATE 2024/6/11 15:27】

Activisionは6月11日、本作の予約注文ページに記載されているデータ量に関して声明を投稿。記載されたデータ量は、ダウンロードやディスク上の占有に必要なストレージ量ではないとしている。また記載されたデータ量は『CoD: Modern Warfare II』『CoD: Modern Warfare III』『CoD: Warzone』およびすべての関連コンテンツパックをインストールした場合のサイズであり、すべての言語のローカライズデータも含まれているとのこと。そのため一般的なプレイヤーがインストールするデータ量ではないという。『Call of Duty: Black Ops 6』の実際の推定サイズは、今後改めて発表される見込みとのことだ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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