ビール醸造修道院シム『Ale Abbey』正式発表。神聖な修道院内で“売れるビール”づくり、市場を研究したり領主にゴマをすったりして巨万の富を築く


パブリッシャーのShiro Unlimitedは6月10日、Hammer & Ravensが手がける『Ale Abbey – In Hops we Trust』(以下、Ale Abbey)を正式発表し、2024年内にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Ale Abbey』は、ビール醸造所運営シミュレーションゲームだ。舞台となるのは中世後期のヨーロッパ。プレイヤーはビール醸造で一獲千金を狙う修道院を運営することになる。


本作にてプレイヤーは地上と地下の双方で修道院を拡張しつつ、ビール醸造所を運営。修道院の拡張においては食堂や居住のほか、醸造所やビールの低温貯蔵庫などさまざまな設備が用意されているそうだ。

ビールのレシピづくりも可能で、Old AleやSour Aleといった20種類以上のビールのスタイルの中から選択することができるという。スタイルやレシピによってビールの特徴も細やかに変わるようで、原材料や品質などを調整しながら美味しくて売れるビールを生み出し続けるのだ。このほか領主の顔色をうかがったり、近隣の修道院と親交を深めたりといった要素も用意。盗賊に対処する必要もあるという。


本作を手がけるのはエストニアに拠点を置くHammer & Ravens。これまで中世戦略ゲーム『Empires in Ruins』やクリスマスぶち壊しローグライトアクション『Headbangers in Holiday Hell』などを手がけてきたスタジオだ。リラックスして遊べるゲームを作りたいという想いから、これまでと違ったジャンルの『Ale Abbey』の開発が決定されたという。

そんな『Ale Abbey』は、Hammer & Ravens の公式Xアカウントにて、2021年9月に開発中であることが発表。2022年3月からは、インディーゲームの情報サイトIndieDBにて毎週金曜日に開発の進捗が公開されてきた。第114回となる6月8日の投稿によると、本作においてビールは修道院周辺の村や町で販売することになる様子。集落によって人口や好みが違うため、どの集落にビールを売り込むかも重要になるそうだ。トレイラーなども見るに、本作ではビールや市場となる集落に細やかにステータスが設定されているとみられ、じっくりと市場を研究できそうな戦略性も持ち味となるだろう。

『Ale Abbey』はPC(Steam)向けに2024年内にリリース予定だ。