オープンワールドゾンビサバイバル『State of Decay 3』“約4年ぶり”に新映像&情報お披露目。死んだ仲間は蘇らない、生存者コミュニティ構築・マルチ対応TPSアクション

 

マイクロソフトは6月10日、Undead Labsが手がける『State of Decay 3』の新トレイラーを披露し、最新情報を公開した。本作はPC(Steam)およびXboxプラットフォーム向けにリリース予定で、発売初日からXbox Game Pass向けにも提供される見込み。

『State of Decay 3』は、オープンワールドゾンビサバイバルゲーム『State of Decay』シリーズの最新作だ。舞台となるのはゾンビアポカリプスに見舞われた世界。プレイヤーはコミュニティを構築し、凄惨な世界を生き延びていくことになる。2018年に発売された『State of Decay 2』以来のシリーズ新作となり、最大4人協力プレイにも引き続き対応する。


『State of Decay 3』においてもTPSアクションゲームとしてのゲームプレイは健在。またシリーズの特徴であるコミュニティを構築していく要素が引き続き採用される見込み。ゾンビの蔓延る世界にて、プレイヤー思い思いの拠点を構築・拡張させていくのだ。また本作では、プレイヤーの決断がイベントやストーリーに影響を与えるとのこと。さらにコミュニティの誰かが死亡すると、そのキャラは永続的に失われるという。危険な任務を任せる際には、慎重な人選も求められるのだろう。

本作は2020年7月に発表されたものの、その後大きな続報がない状態であった。約4年ぶりに披露されたトレイラーではシネマティックな映像が公開。改造された車で世界を巡ったり、近接武器やハンドガン、ライフルといった武器を持ち替えながら戦ったりといったゲームプレイの雰囲気も確認できる。

このほかXbox Wireでは開発者へのインタビュー記事としてゲームの詳細も解説されている。まず、本作ではXbox Game Studios傘下のほかのスタジオとさまざまな点で協力がおこなわれているとのこと。たとえばObsidian Entertainmentが手がけた『Grounded』においては、Undead Labsのセーブデータ共有技術が採用されていた。そして本作『State of Decay 3』では逆に『Grounded』のシステムをベースとして、複数のプレイヤーが共有できるオープンCo-opワールドが実現されているという。

 


また近年の『Gears of War 』シリーズの開発元である The Coalitionとも協力し、Unreal Engine 5のノウハウを活用。そして開発はBlind Squirrel Entertainment と Wushu Studiosと共同で手がけているそうだ。最新技術を用いて、トレイラーで示された四肢欠損のようにゾンビが受けるダメージがよりリアルに表現されるシステムが取り入れられているとのこと。

ほか、本作はゾンビアポカリプスから数年後が舞台となっており、世界観として武器や防具などを生存者たちが自ら改造して用いる設定になっているそうだ。そのためゲームプレイにおいても、プレイヤーがカスタマイズ可能な部分が多く存在することも示されている。

約4年ぶりにさまざまな続報が明かされた『State of Decay 3』。Xbox Game Studios傘下の複数のスタジオとの協力体制で開発が進められているようで、ゲームプレイの詳細など今後の続報にも注目したい。

State of Decay 3』はPC(Steam)およびXboxプラットフォーム向けに発売予定だ。発売初日からXbox Game Pass向けに提供される見込み。