廃都市SFホラーアクション『Possessor(s)』発表。『Hyper Light Drifter』の開発元が贈る、壊滅した巨大都市をめぐったハイスピードアクション


パブリッシャーのDevolver DigitalおよびデベロッパーのHeart Machineは6月8日、『Possessor(s)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

Possessor(s)は2D横スクロールアクション。舞台は「異次元災害」によって水没し、壊滅してしまった巨大都市。そこには廃墟と化した水族館や倒壊したビル群、ネオンサイン輝くゴーストタウンなどがひしめいている。主人公は二本の角が生えた男ルカだ。彼はやる気のない相棒のレームと共に、この巨大都市を探索する。


本作はルカとレームの二人が巨大都市を探索し、災害の裏に隠された真実を知るストーリーだという。その過程でさまざまな人物に会い、複数の道を選んでいくことになるそうだ。ちなみにタイトルにもある“possess”には、「何かを所有する/(悪霊などが)とりつく」という異なった意味がある。恐ろしくも美しいこの世界で、二人はどんな人物に出会い、何を見つけるのだろうか、物語の展開が気になるところだ。


アクションは緊迫感のある、ハイテンポなものになるそうだ。移動アビリティを駆使し、地上と空中の攻撃をバランス良く使うことが肝なのだという。公開されたトレイラーでは物にぶら下がったり敵を引っ張ったりするワイヤーアクション、スライディングや高速ダッシュなど、スピーディーな動きが確認できる。また、都市を探索するうちに新たな武器やアップグレードも見つかるとのこと。武器はナイフやバット、さらにはギターなども使用する模様。


本作を手がけるのは、アメリカのロサンゼルスに拠点を置くHeart Machineだ。過去に手がけた2Dアクション『Hyper Light Drifter』は高い人気を誇っており、PS4やXbox、Nintendo Switchなど各プラットフォームに移植がされている。そのほか、最新作の『Solar Ash』も高評価を獲得している作品であり、Steamユーザーレビューにて「非常に好評」のステータスとなっている。いずれの作品も、本作のような幻想的なアートワークが特徴的。こうしたアートスタイルは、Heart Machineの持ち味ともいえるだろう。

なお、本作の発表に先駆けて、Heart MachineのX(旧Twitter)アカウントではティザートレイラーが公開されていた。架空の言語と思しき文字が登場していたものの、今回発表されたタイトルの『Possessor(s)』と記されていたようだ。


『Possessor(s)』はPC(Steam)向けに開発中。