レストラン経営スローライフRPG『Chef RPG』9月12日早期アクセス開始へ。異国情緒溢れるさびれた港町で、若きシェフとしてオープンワールドを冒険

 

デベロッパーのWorld 2 Studioは6月5日、『Chef RPG』の早期アクセス配信を9月12日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Chef RPG』はオープンワールド・レストラン経営RPGだ。舞台となるのは、かつては人気の観光地だったという海辺の町・White Ash harbor。主人公は、同地にて新生活を始めようとしている、若きシェフである。プレイヤーは料理人として、さびれてしまった元有名レストラン「Le Sequoia」を運営。町にふたたび賑わいを取り戻していく。

ゲームプレイでは、自由にオープンワールドを冒険してレシピや食材を探すことになるという。釣りや採集、農業などをおこない、珍しい食材を集めていくことになるようだ。また狩りをおこなうことも可能で、動物たちはこちらを攻撃してくるなど戦闘要素もある様子。レシピは240種類以上存在しているとのことで、探索しがいのある世界が用意されていそうである。

レストランの運営にあたっては、テーブルなどの店内の配置や飾り付けは自由にできる模様。前菜やメイン、デザートなど種類ごとに料理のメニューを用意し、お客から注文を取って調理していくことになるようだ。調理はミニゲーム形式となっており、9種類のミニゲームが用意されているとのこと。調理器具の種類もゲームの進行とともに増やしていけるようで、また店員を雇い教育していくことといった要素もあるという。そうしてスタッフや器具を増やし、徐々にお店を発展させていくことになるのだろう。


また本作の舞台となる町には、個性豊かなキャラクターたちが存在。20人以上のキャラが登場し、友情を育んだりロマンスしたりできるそうだ。町は時間とともに季節が移り替わり、銭湯などレストラン経営とは関わりの薄そうな施設も存在している。またメインストーリーやクエストなども用意されているそうで、プレイヤーはレストラン経営をするだけではなく、町で自由な生活を送ることができるそうだ。

そんな本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は1年半ほどを予定しているという。早期アクセス配信開始時点で、2つの運営できるレストランや3章分のメインストーリーが用意され、見える建物にはすべて入ることができるとのこと。その後は早期アクセス期間を通じて、新エリアやお祭りなどコンテンツを追加するとともにストーリーを進展させ、RPG部分に磨きをかけていく予定だという。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるそうだ。


本作を手がけるWorld 2 Studioはカナダに拠点を置くスタジオだ。元建築デザイナーであるというNoah Cai 氏が運営し、必要に応じてパートタイムのメンバーの力を借りながら、ゲーム制作をおこなっているという。本作の制作にあたっては、Noah氏の建築デザイナーとしての経験が活かされてとのこと。建物のデザインなども注目されるところだ。

また本作のコンセプトは、人気シェフがアジア各地を旅するイギリスのテレビドキュメンタリーシリーズ「Gordon’s Great Escape」からインスパイアを受けているとのこと。日本語の看板などが存在する本作のどこかアジア風の世界観は、同番組の影響をもとに生まれたということなのだろう。またゲームプレイの点では『Stardew Valley』『Restaurant City』『Habbo Hotel』といった作品からインスピレーションを得ているそうだ。

『Chef RPG』はPC(Steam)向けに、9月12日に早期アクセス配信開始予定だ。